今年の3月上旬、ネット上のいくつかの「掲示板まとめサイト」などでこんなタイトルの記事が立った。
東幹久の現在の姿にネットがざわつく
「東幹久さん、変わり果てた姿で発見される…」
2年前の春に放送されたドラマ『全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの』(フジテレビ系、ムロツヨシ主演)のYouTubeでのキャストコメント動画に出演した東幹久が、従来のイメージと全然違っていたことで、このような記事が立ったものと思われる。なぜか放送2年後にネットがざわついた形だ。
たしかに、端的に言えば老けた印象だ。千葉県君津市の久留里にある資料館のスタッフ、地元の真面目なおじさん、という役どころなのだが、まさに“おじさん然”としてしまっている。
東といえば歯磨き粉のCMでの「芸能人は歯が命」というキャッチフレーズ、90年代から00年代にかけてはゴールデン帯ドラマの常連で、いい意味でバブルな香りをたたえるイケメン俳優というイメージなため、このあまりの落差は確かに衝撃だ。
確かに最近はドラマ、バラエティーなどで見かける頻度は減った東。それでも刑事モノドラマにはよく出演しているし、ある特定の層は毎週見ているという。
競馬ファンだ。
2017年からBS11の『BSイレブン競馬中継SUNDAY』の司会を務め、毎週元気な姿を見せている。
そちらでのオンエアを確認してみると、ダンディさは健在という印象。
事実、ドラマ『全っっっっっ然…』と同時期に行われたアンケート(審美歯科に関するおすすめ情報を発信するメディア 「Whitening Note」が実施)では、歯が白くてかっこいい男性芸能人ランキングの2位に輝いている。
では、ドラマ『全っっっっっ然…』ではなぜ老けた印象になってしまったのだろうか。
東幹久はなぜ「老け見え」? ヘアデザイナーの見解はー
“似合わせの女王”の異名を持つヘアデザイナー MAYUMIさんによると、
「まず、短く見せる髪型、そして白髪をそのまま生かしたのかわざと染めたかはわかりませんがシルバーっぽい髪色、また肌の色も白いことで全体的な印象が老けて見えたのかと。またメガネ、眉を短くしていることで目の下のたるみやほうれい線が強調されています。白シャツの上にジャケットではなくブルーのブルゾンを着ているのも“老け見え”要因です」
また、競馬中継での外見は、
「ほうれい線は年相応に目立ちますが、髪型と黒めの肌で若く精悍な印象はキープされていらっしゃいます」
「変わり果てた」といわれてしまったのは、それだけ役柄への寄せがハマったということなのだろう。
イケオジ健在な東、今こそ令和版「歯が命」のCMをやったらきっとウケるのではなかろうか。