メジャーリーグで活躍を続ける大谷翔平。母校・花巻東高時代に3年間を過ごした岩手・花巻市には活躍をたたえ、さまざまなものが展示されている。
埼玉西武ライオンズの山川穂高の名前が…
新幹線の停車駅である新花巻駅には大谷のサイン色紙やサインボール、高校時代の写真などを展示。大谷のほかにも花巻市にゆかりのある選手たちのグッズやパネルを見ることができるが、そこには話題になっているWBC日本代表で埼玉西武ライオンズの山川穂高の名前もあった。
沖縄県出身である山川がなぜ東北の岩手にゆかりがあるのか。
「山川選手は沖縄の中部商業高校卒業後、花巻市にある富士大学に進学しました。4年間、花巻で腕をみがき、‘13年のドラフト会議で西武から2位で指名されました。野手としては富士大学から初のプロ野球選手となります」(スポーツ紙記者)
さらに、花巻市役所にはWBC優勝を受けて垂れ幕が設置され、「優勝おめでとう たくさんの感動をありがとう」という文言とともに、大谷、岩手県出身の佐々木朗希、その間に山川の名前が載っている。
知人女性への強制わいせつ疑惑が報道されて以降、山川の展示をめぐってはこのようなこともあった。
強制わいせつ疑惑報道直後に「ポスター撤去」
「西武線の91駅では“推し”の選手を設定し、シーズンを通して装飾や演出を行うという企画が行われています。西武池袋線の江古田駅では山川選手を推しに選び、ポスターなどが掲出されていましたが、強制わいせつ疑惑報道があった後に撤去。一部報道によると、利用客から“不快だ”という声が寄せられたのが理由のようです」(同・スポーツ紙記者)
では、花巻にある垂れ幕などはどうなるのか。5月22日、管轄する花巻市役所に撤去などの予定があるか問い合わせたところ……
「今のところ撤去の予定はありません。現状では、疑惑という段階で確定したものではないというところが大きなところです。また、東京ではポスターが撤去されたということも把握しておりますが、“不快だ”といった指摘があって撤去したという報道も拝見しております。こちらでは、そのような意見はない状況というのも理由です。
今後の状況次第で撤去などの対応も検討するつもりではありますが、垂れ幕に関しては、そもそもWBC優勝を祝うもので揚げているものですので、一定の役割を果たしたという理由で撤去する可能性もあります」
山川は23日に強制性交容疑で東京地検に書類送検。再度、花巻市役所に問い合わせたところ、
「現在、検討中です」という回答だった。花巻市民のためにも、早期の真相究明を願いたい。