平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が脱退し、5月23日からKing & Prince(以下、キンプリ)は高橋海人と永瀬廉の2人体制になった。5人でのキンプリ“最後の日”となった5月22日は、別れを惜しむ時間も、メンバーが揃うこともなかった。
「高橋さんはこの日、日本テレビ系で放送中の主演ドラマ『だが、情熱はある』の撮影に参加していました。昼ごろから夜遅くまでの長丁場で、メンバーと会う時間は作れなかったのかもしれません」(目撃したファン、以下同)
ドラマは、オードリー若林正恭と南海キャンディーズ山里亮太によるユニット『たりないふたり』の半生を描く物語。この日、撮影していたのは、オードリーがブレイクするきっかけとなった『M-1グランプリ2008』の敗者復活戦のシーンだ。オードリーは、この年の敗者復活戦で勝ち上がり、決勝に参加して、準優勝を果たす。以降、テレビに欠かせない存在となった。
高橋が演じているのがオードリー若林。春日俊彰役の戸塚純貴が相方を務めており、当時のオードリーが披露した、実際のネタを演じてみせた。
“5人最後の日”も仕事に集中する高橋
「実際の敗者復活戦が行われている『大井競馬場』を模して、神奈川県内にある別の競馬場にセットが建てられていました。昼間は、敗者復活戦でネタをやるシーンを撮影していました。共演者も高橋さんも“5人最後の日”ということをとくに意識せず、目の前の撮影に集中していたように見えました」
日中は汗ばむ気温の中、ドラマ内の季節設定は冬の12月。
「高橋さんの衣装はスーツだったので、本番中以外はジャケットを脱いでワイシャツ姿になっていました。“コンビ愛”が芽生えているのか、戸塚さんとはとにかく仲がよさそうな様子。合間に談笑したり、カメラで遊ぶ戸塚さんを見て、高橋さんが笑う場面もありました」
ネタに挑む様子は、芸人そのもの。
「戸塚さんと何度もネタ合わせをしていました。高橋さんがスタッフに頭を下げて、披露したネタの反省点を聞いているような姿もありました。何度もカメラの角度を変えて撮影しており、フル尺のネタを何回もやっていて。200名ほどいたエキストラにもウケていましたよ。ただ、その撮影が4時間以上かかっていたので、最後のほうは、さすがに少し疲れた表情になっていました」
率先して現場を盛り上げた高橋
暗くなっても撮影は続いた。
「夕方以降に撮影していたのは、敗者復活戦でオードリーが勝ち上がって、タクシーで決勝戦の会場に移動するシーンでした。撮影が始まる前、南海キャンディーズ山里さん役のSixTONES森本慎太郎さんと、敗者復活戦のレポーターのような役をしていたマヂカルラブリーの村上さんと、“オードリー”の2人で、談笑していました」(別の目撃したファン、以下同)
同じシーンを何回も繰り返し撮影していたが……。
「実際にオードリーが勝ち上がったときの写真をスタッフと一緒に見ながら、動作の確認をしていたようです。撮影も終盤が近づくと、現場の空気を盛り上げようとしたのか、高橋さんが率先してテンションをあげていたようでした」
新しいキンプリは“こっから始まんだ”!