南海キャンディーズとして、おなじみのポーズで敗者復活戦の舞台に上がる森本慎太郎と富田望生

《モノマネ番組とかのわざとらしい似せ方じゃなく雰囲気や話し方、表情で「演じて」るのがめちゃ凄い》

 日本テレビ系で放送中のドラマ『だが、情熱はある』。視聴率こそ振るわないが、その評判は上々だ。

「南海キャンディーズの山里亮太さんとオードリー若林正恭さんの半生を描いた物語です。世帯視聴率は3~4%前後ですが、山里さん役のSixTONES森本慎太郎さんと、若林さん役のKing & Prince高橋海人さんなど、出演者たちの演技が大評判なのです」(テレビ誌ライター、以下同)

 南海キャンディーズ山崎静代役を富田望生が、オードリー春日俊彰役を戸塚純貴が演じ、劇中ではコンビの実際のネタをやる場面も。

「南海キャンディーズが準優勝し、ブレイクのきっかけとなった2004年の『M―1グランプリ』の漫才も完全再現。YouTubeで公開されたフルバージョン動画は80万回以上再生されており、コメント欄は絶賛の嵐です」

 山里本人もいたく感動したようで、

《南海キャンディーズの医者ネタ完璧でした! ありがとうございました》

 と、賛辞を送っていた。

 ただ、山里と森本は背格好や声が似ているわけではない。ここまで“完全再現”できるのはなぜなのか。

森本さんは、山里さんにしょっちゅう電話をかけているんです。本人から直接、当時抱いた感情や状況を細かく聞いて、演技に活かしているんですよ。撮影の直前に助言を仰ぐこともあるそうです」(テレビ局関係者、以下同)

 その結果、撮影中以外も“山里亮太”と化して……。

田中樹も「山里さんみたいだった」

「ラジオ番組で、番宣も兼ねたトーク番組に高橋さんが呼ばれて自分は呼ばれないことを嘆いていました。そのしゃべり方が山里さんそのもので、メンバーの田中樹さんにも“山里さんみたいだった”と言われていました」

 5月下旬、神奈川県内の競馬場で行われていた同ドラマのロケは、2008年の『M―1グランプリ』敗者復活戦の再現だった。

「“オードリー”や“南海キャンディーズ”が漫才をするシーンや、敗者復活戦で“オードリー”が勝ち上がるシーンを撮影していました。ほかにも、南海キャンディーズのマネージャー役の坂井真紀さん、敗者復活戦のMC役として“ご本人”のはりけ~んず、リポーター役のマヂカルラブリー村上さんの姿もありました」(目撃した女性、以下同)

 この日も森本は、芸人そのもので……。

漫才中、森本さんの声はかなり遠くまで聞こえていました。途中でセリフを噛んでしまったのか、カットがかかった後に悔しがりながら何度も同じ言葉をつぶやいて練習する姿も。本物の『M―1』のような緊張感がありました

 芸にかける“情熱”が、評判につながっているのかも!

高橋海人と戸塚純貴による“オードリー”は、何度もネタ合わせをしながら漫才シーンに挑んだ

 

本番前、森本慎太郎、高橋海人、戸塚純貴、マヂカルラブリー村上の4人は、楽しそうに話をしていた

 

マネージャー役の坂井真紀が南キャンを見守る場面を撮影していた

 

挨拶でおなじみのポーズを決める『南海キャンディーズ』役の森本慎太郎と富田望生

 

『だが、情熱はある』ロケに参加していた中田青渚