ヴァンビ(年齢非公表)とゆん(28)の男女コンビによるチャンネル登録者数200万人超えの人気YouTubeチャンネル「ヴァンゆん」。昨年末から活動休止をしていたが、5月30日にゆんは「フイッシャーズ」のシルクロードと電撃結婚を発表した。登録者800万人を超えるレジェンドYouTuberのリーダーとの電撃婚にネットは大いに沸いた。しかし、それと同時に「ヴァンゆん」チャンネルのファンからは「ショック」との声も多く聞かれる。なぜか──。
“終わらない少女マンガ”が終わるとき
もともと個人チャンネルで活動していたヴァンビとゆんは、コラボ動画で一躍話題に。これを受け、2018年7月に「ヴァンゆん」として正式にコンビを結成し、ヴァンビの個人チャンネルを「ヴァンゆんチャンネル」に改名しスタート。結成後は、主にやってみたやドッキリ、コント動画などを投稿。大手芸能事務所である太田プロダクションに所属しバラエティーにも出演するなど、着実に人気YouTuberとしての地位を確立していた。
カップルのように仲睦まじい動画を数多くアップしていたことが、結婚報告を受けたファンの動揺と大きく関係しているようで、
「本人たちが自分たちのチャンネルを“終わらない少女マンガ”と喩(たと)えるように、付き合っている? いない? といった絶妙な距離感を視聴者に見せるコンテンツが多く、YouTubeやインスタグラムの配信などでも“お似合い”、“本当に付き合っているの?”といったファンのコメントが毎回のように寄せられるチャンネルでもありました」(ウェブメディア編集者)
人気動画のなかには、
《はじめての同棲、二人のモーニングルーティン。》
《もしもヴァンゆんの子供がYouTuberになったら…》
《【二人は付き合ってるの?】今まで隠していてごめんなさい、全て話します。【質問コーナー】》
といったように、ふたりが交際を“匂わせる”ような演出の動画を多々アップしていた例も多くみられ、視聴者にとっては大物YouTuberとの電撃婚に驚きを隠せない者も多い。しかし、ヴァンゆんはカップルとして望まれた一方、ヴァンビの強引な企画で炎上騒ぎになった過去も。
「私こんな形で結婚するのかな」
2021年のクリスマスに『ヴァンゆんチャンネル登録者250万人達成したら結婚する生配信!!』の4時間にわたるライブ配信を企画。「227万人で結婚式場を押さえる」「240万人でプロポーズ」など、登録者数の人数で実施するイベントが決められた視聴者参加型の配信だった。
この時、ゆんへ事前の説明がないサプライズ企画だったため、企画説明を受けた彼女は突然の出来事に、
「断れない状態ですね、わかりました。私こんな形で結婚するのかな」
と困惑しながらも生配信に臨むことに──。結果、結婚式場を押さえ228万人とわずか約1万4000人の増加で終了。生配信後、案の定ヴァンビの自分勝手な行動に対し批判の声が集まり、大炎上。後日、謝罪動画をあげる結末になった。
「この企画以降、視聴者離れも叫ばれるようになってしまいました。YouTubeの企画で強引に結婚にまでもっていこうとするヴァンビさんに引いてしまう視聴者が多く、それでも動画を成立させるために困惑しながらも企画に乗ったゆんさんには同情の声が集まった。それでも、ふたりが“お似合い”だということでカップルとして推すファンも多くいましたね。ヴァンビさんがゆんさんのことを女性として好きだたことはその後の動画からも察することができます」(同前)
活動休止後の現在はというと、「ヴァンゆんチャンネル」は「ヴァンビ / Vambi」に名義変更、ゆんはもともと運営していた「ゆんちゃんねる」を活動の拠点としている。
今回の結婚報告はシルクロード、そしてゆんの個人チャンネルでなされた。ゆんは交際期間を明言しないながらも、
《出会いは趣味。お互い多趣味だった》
と馴れ初めについて言及した。また、動画では相方ヴァンビについても触れ、
《特にヴァンビ君にはね、お相手の方とお付き合いをさせていただく前から相談させてもらってたりだとか、入籍する前にすぐ報告をしていた》
活動休止後も良好な友人関係を保っていることを強調したのだった。また、半年前にアップされた休止動画にも新たなコメントが多数寄せられており、これらの経緯から活動休止の理由を推測する視聴者も。
「なぜこうなったのか今わかった」
「活動休止の本当の理由はゆんちゃんの結婚か」
「ほんとにカップルじゃなかったのか彼ら。この時くらいにゆんちゃんはシルクとお付き合いを始めたんだろうな」
ゆんちゃんのこと簡単には諦められないんじゃない?
結婚発表の同日、ヴァンビ自身のTwitterでメッセージを投稿した。
《生配信に頼らずとも結婚できたシルクロードにならゆんちゃんを任せられるわ
世界一心が綺麗で美しい女性です 世界一幸せにしてあげて下さい》
祝福の意思は示しているものの、ファンの間で話題になっているのが依然YouTubeチャンネルの概要欄はヴァンゆんチャンネルの際に使っていた時のままという点。
《ヴァンゆんチャンネルは2人の息の合ったトークが良いと評判である。美男美女のYouTuberコンビであり、「そんなに仲が良いのであれば付き合えば良いのに」と普段から言われ続けているなどの話もある、よくカップルのような企画をやっている。挨拶は「V・A・M・B・I、ハロハロー☆、どうも、ヴァンゆんです!ん"ー!!卍」ってウィキペディアに書いてありましたww》
これには同情の声もちらほら。
「概要欄は変えていないんだね。祝福メッセージとか送ってたけど内心どう思ってるんだろ」
「ヴァンビ君、ゆんちゃんのこと待ってるのかな。まじで切なすぎる…」
「あんなに思いを寄せていたゆんちゃんのこと簡単には諦められないんじゃない?」
これはゆんに対して「いつでも戻っておいで」というヴァンビによるメッセージなのか……。
そしてその2日後。ヴァンビは再びツイッターを更新。その内容が一部ファンから批判の声を受けてしまうことに。
《NTR系YouTuberになって下さいってDMめっちゃ来るんだけどNTRってなに?なんの略?流行ってるの?》
これは自分の恋人や配偶者またはパートナーが他人に“寝取られ”てしまうとを意味するネットスラング。ネットで検索すればすぐに語意は出てくるはずなので、本人もあえて“ボケツイート”として投稿しているものだと思われる。しかし、祝福ムードに水を差すような不謹慎ともとれる表現に、ファンからも厳しい指摘が。
《シルクとかゆんとかがこのツイート見たら少なからずいい気分はしないと思うよ》
《ヴァンビくん、、こーいう、ツイートやめなよ》
また、迷惑系YouTuberのへずまりゅうからも
《ヴァンビおめぇ無理すんな 今は泣き続けろ》
とコメントが寄せられた。
今はまだ、“未練がましい”と捉えられてしまう時期なのかもしれない……。