5月6日、人気女性ユーチューバーのりんは『最悪の結果に… 村のいじめ忖度なく質問お答えしました』と題した動画を公開。
「りんさんは’20年12月から『りんの田舎暮らし』というチャンネルで動画投稿を開始しました。彼女は大学卒業後に地元の名古屋で美容サロンを立ち上げるもコロナ禍の影響で廃業。それをきっかけに北海道の村に移住したと語っています」(ニュースメディア関係者)
無表情でアンニュイな雰囲気を漂わせながら、大自然の中で生活する彼女の姿はたちまち話題になり、一躍注目のユーチューバーに。’21年にはHIKAKINら人気ユーチューバーらを抱えるUUUMに所属し、’22年には日本テレビ系の『踊る! さんま御殿!!』にも出演するなど活動の場を広げていたが、徐々に雲行きが怪しくなる。
UUUMの不正を告発して
「今年3月に投稿した動画では’21年11月から、移住先の村の男性に“2人で会いたい”と執拗に誘われるなどセクハラ行為を受けた。断ると悪い噂を流されるなどトラブルになり、身の危険を感じ知床に避難したと告白。続けてUUUMのマネージャーから男性とのトラブルを公表しないよう口止めされたことに不信感を募らせて、’22年11月、事務所に退所を申し出ていたことを明かし、大きな反響を呼びました」(同・ニュースメディア関係者)
一方、彼女に迫ったとされる男性は4月末にメディアの取材に対して、セクハラは誤解で悪い噂は流していないと主張。
両者の言い分が食い違う中、6日にりんが投稿した動画は、チャンネル登録者数50万人突破記念として視聴者の質問にすべて答えるとし、
「セクハラが疑われている男性の主張については“うそばかりで悲しくなる”と語り、UUUMの退所理由についても “無償でPRする約束だった団体にお金を請求するといった不正を知って辞めることを決意した”と発言しました。加えて動画の最後には“夏までにユーチューブを辞める”と引退宣言も飛び出しました」(同・ニュースメディア関係者)
スローライフな日常を送っていたチャンネル内での爆弾発言の数々。度重なる不幸に応援の声も寄せられる中、一部ではこのような見解も。
「りんさんの動画って、シーンの合間に北海道のタンチョウの群れを映したり、洋楽を流しながら彼女の物憂げな表情をアップするシーンを流したりと演出がすごく凝っていて、日常を紹介する動画にしては極めて“不自然”なんですよ。ここまで手が混んでいると “トラブルも含めて、全部が演出なのでは?”と勘ぐってしまいます」(同・ニュースメディア関係者)
UUUMの言い分は…
真相を確かめるためUUUMに対して、彼女が主張する不正は事実なのかを問い合わせると。
「不正を行った事実はありません。当社はコンプライアンスの徹底とともに、対クライアント、対クリエイター両側面において、公正な取引を行っており、本件取引上においても不正は一切無いという認識です」
と完全否定。また、彼女が移住先でのセクハラや悪い噂を流されたという訴えに関しての対応を尋ねたが、
「本件に関する個別具体的な相談内容や対処内容の公表は差し控えさせていただきますが、当社はすべての所属クリエイターに対して、クリエイターの活動上、生活上の安全を第一と考えております。ついては、何らかの犯罪または迷惑行為等の被害に遭っていることを認識した場合には、警察、弁護士等とも連携し速やかに対応しております」
りんへの対応に対しては詳細を明かさなかったが、所属クリエイターに対しての配慮に不備はないと答えた。
北の果てから届けられるりんの動画の裏には、多くの人間の思惑が交錯しているのかもしれない。