6月15日、永山瑛太の弟で俳優の永山絢斗が、東京・目黒区のマンションで大麻を所持した疑いで警視庁に逮捕された。
「捜査関係者によると、15日の午後8時半すぎ、自宅マンションから出てきた永山容疑者に警視庁の捜査員が接触。その後、家宅捜索が行われ、自宅のリビングルームにある照明スタンドにかかっていたポーチの中にラップに包まれた状態で入っていた、およそ1グラム程度の乾燥大麻が押収されました」(スポーツ紙記者)
千代田区霞が関の警視庁本部に連行された永山は取り調べに対してうなずくなど対応しているものの、大麻所持に関しては「記憶にないのでわかりません」と供述しているという。
瑛太「俺は許さない」
逮捕の背景には、警視庁による慎重な捜査があった。
「1月に知人から情報提供があり、半年近く内偵捜査が行われていたそうです。警視庁は永山容疑者が自身が使用する目的で大麻を所持していたとみて、入手先など詳しい経緯を調べています」(同・スポーツ紙記者)
弟の逮捕劇を受け、兄の瑛太は、
「俺は許さない、それだけですね。フォローするのどうのとか、関係ないですから。絢斗が俳優になりたいっていうのは、それは、自分で決めたことですから。俺は兄として応援したかった」
とコメント。ネット上ではその姿勢を支持する声が集まっている。
逮捕後の対応が注目されるのは、家族だけではない。
「絢斗さんは6月30日公開の映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―』に、物語と切っても切り離せない重要な役どころで出演しています。12日には都内で行われたプレミアイベントにも登壇したばかり。ロードショーを2週間後に控えたタイミングでの逮捕に、ネット上では公開の中止や延期に関する不安の声が寄せられています」(ワイドショースタッフ)
『東リベ』は「予定どおり」もNHK大河は…
時期的に撮り直しはほぼ不可能。具体的な対応はまだ決まっていないとされているが、関係者はこう語る。
「なんとか予定どおり、6月30日に公開する方向で調整が進められているようです。すでに公開中の前編にあたる『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―運命―』に関しても、特に中止や変更の予定はないといいます。今後の宣伝キャンペーンも、当初の予定どおり行われる方向とのこと」(製作会社関係者)
どうやら、公開自体に影響はない模様。一方、テレビ界の一部ではこんな判断が下されていて――。
「NHKは、全国の“番組公開ライブラリー”でアーカイブ配信されていた連続テレビ小説『おひさま』『べっぴんさん』の総集編やプレミアムドラマ『歩く、歩く、歩く 〜四国 遍路道〜』、ドラマ10『ガラスの家』全9話など、絢斗さんが出演している18作品を即刻“公開中止”にしました。永山さんは来年の大河ドラマ『光る君へ』にも藤原隆家役で出演予定ですが、この対応を見る限り予定どおりの出演は絶望的でしょう。おそらく、代役を立てることになるのでは」(NHK関係者)
永山の『光る君へ』出演について6月16日、NHKは「事実関係を確認した上で適切に対応したい」とコメントしている。
6月15日に配信された映画サイト『シネマトゥデイ』のインタビューでは、『東リベ』について《絶対に失敗するわけにはいかない》とプレッシャーを語っていた永山。犯した過ちの影響は、やはり大きいようだ。