「オリンピックにも出ていた有名な選手が不倫って……。聞いたときは信じられませんでした」
神妙な面持ちでそう話したのは、元バレーボール選手の山口舞に夫を“略奪”された女性・A子さんの友人、B子さん。
山口はVリーグ『岡山シーガルズ』に所属していた選手で、'12年のロンドンオリンピックにも出場、見事銅メダルを獲得している。'19年に引退し第一線からは退いたものの、現在は岡山県にある中国学園大学の広報担当に就き、バレーボール部のコーチとして学生を指導中だ。B子さんは、そんな山口についてA子さんから相談を受けていた。
「山口さんは、'21年秋から、A子さんの夫が経営している飲食店の常連になったんです。そうした縁でA子さん一家と山口さんは家族ぐるみで付き合いがあり、バーベキューをしたり、バレーボールを見に行ったこともあったそうです」(B子さん、以下同)
カメラロールに山口の写真が…
A子さんが夫と山口の関係に疑問を抱いたのは'21年末。
「12月ごろから夫は“常連さんと飲みに行く”と、昼も夜もなく出かけることが増えて、帰りは深夜や朝方ばかり。どこに行ったのか聞いてもダンマリなうえ、逆に“娘のごはんを作るのが遅い”など、A子さんに文句を言うようになって。不思議に思っていたら、クリスマスの時期に“常連さんから”とマフラーのプレゼントをもらってきたそうです」
当初は仕事が忙しいのかと心配していたA子さんも、徐々に不信感を抱く。
「思い悩んだA子さんは、その日も朝帰りだった夫の携帯を見たんです。すると、カメラロールには山口さんの写真がいっぱい入っていて……。続いてLINEを見てみたら、山口さんとのトーク履歴は都度消していたようで、ほとんど残されていませんでした。
でも、その日のやりとりはまだ消されておらず、そこにあったのは、夫が山口さんに“(家を出る前に)お昼ごはんを作ってあげればよかったね”と言っていたり、山口さんが夫に“今日は〇〇に行ってくるね!”と報告したりと、明らかに前夜、山口さんと夫が一緒にいたことがわかる、“ラブラブ”な様子の文章だったそうなんです。どうやら、お店の営業が終わったあとに山口さんの家に行っているみたいでした」
A子さんは探偵を雇い、ふたりが密会している様子を撮影。夫も不倫を認めた。
「結局、A子さんと夫は'22年2月に別居。しかし、話し合いのなかで、まだお子さんが小さかったこともあり、“山口さんとは別れて、夫婦関係を再構築しよう”という結論になったんです。A子さんは落ち込みながらも“子どものため”と許す覚悟でした」
しかし、その直後にふたりの関係が続いていることが発覚する。
ホテルで密会、沖縄旅行まで
「山口さんの家でなければバレないと思ったのか、今度はホテルで密会を重ねていたことがわかったんです。A子さんはそれを知って、“また裏切られた”とショックを受けていました。
たまらずA子さんが夫の飲食店に行くと、カウンター席に山口さんが、何をするわけでもなく座っていて、その右手薬指には証拠を集める段階で発覚した、夫が山口さんにプレゼントした指輪が。
A子さんは怒って、山口さんに“内容証明を送りますね”と声をかけましたが、知らんぷり。写真も撮られていて不倫は決定的なのに、謝罪のひとつもなかったようで……。
その後、A子さんが夫に“結局あなたは嘘をついているから、もう関係は再構築できない”という話をしたところ、開き直って。山口さんと堂々と付き合い始めて、沖縄旅行にまで行っていたというんです。まだ離婚前なのに」
心身共に疲弊したA子さんは、1年ほどの調停を経て、今年4月末にA子さんが親権を持つ形で離婚した。
「離婚は成立したものの、書類提出など、ほかにも煩雑な作業がいくつもあり、A子さんがその処理を進めていたら、山口さんと夫が5月7日に婚姻届を出していたことがわかったそうです。まだ、A子さんとのお子さんが夫側の戸籍にある状態なのに……。そんなに結婚を急ぐ必要はないし、普通ならそこは気を使いますよね。市役所の人も、裁判所の人もびっくりしていたそうです。浮気が発覚してからもう1年以上がたつのに、山口さんからA子さんにいっさい謝罪はないみたいですよ」
事実確認のため、山口が働いている中国学園大学に問い合わせると、山口本人が対応。不倫について聞いてみると、
「いったいどこからそんな話を聞いたんですか……」
と狼狽。否定することなく、
「それを載せられては困ります。今は忙しいので、またこちらから電話しますから」
と電話は切れたが、山口から連絡は来ず、大学に再度電話をかけたものの、本人にはつながらなかった。
日本のバレーボール界を引っ張ってきた山口だけに、スポーツマンシップにのっとって、A子さんにも誠実な対応をしてほしい。