上野動物園の双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(暁暁、オス)とレイレイ(蕾蕾、メス)が6月23日に2歳になる。
3月にママ離れ仲よし双子ライフ
双子は、3月19日に母親のシンシンと離れて、2頭だけの生活を送っている。親離れした当初、シャオシャオは鳴き声を上げ、シンシンは動き回って落ち着きのない様子を見せていたという。
「食事の量が落ちたりしましたが現在はそういうこともなく竹、りんご、にんじん、たけのこなどをよく食べています。人工乳は4月5日に卒業しました」(上野動物園教育普及課・大橋直哉課長)
誕生時の体重は、シャオシャオが124g、レイレイが146g。小さかった2頭も2年でシャオシャオが58.6Kg、レイレイが61.5Kgと人間の大人並みの体重に。
「見た目はあまり子どもらしくないかも(笑)。双子でじゃれ合ったり、マイペースなレイレイに遊び好きなシャオシャオがちょっかいを出したりするのは1歳のころと変わっていないですね。ケンカする様子もなく過ごしています」(大橋課長、以下同)
パンダは単独で生活する動物のため今後、双子が離れる日が来る。
「いずれは1頭ずつになると思いますが、ぎりぎりまで2頭のまま管理、飼育をしていき、様子を見ながら離す時期を検討していくことになると思います」
パンダは100Kg前後にまで成長する。
「双子パンダもどんどん成長するので見に来てほしいです。そしてパンダをきっかけにいろんな動物を見て動物園全体を知っていただけたらと思います」
(撮影/伊藤和幸)