「騒動で広末バージョンが消えた?」、「エライザの広末は幻か」
広末涼子の不倫騒動以来、こんな声がSNS上で散見されている。
「池田エライザさんが出演しているマクドナルドのCMのことです。平成時代に人気だった3種類の平成バーガー復活を記念して、エライザさんが当時人気だった歌姫やタレントに扮しているのですが……」(広告代理店担当者、以下同)
しかしこのCMには早くも不評の声があがっていた。
「そもそも“誰が誰だかわからない”という声がSNSを中心に多く見受けられました。わかるのは『ツーカーセルラー』CM出演時の浜崎あゆみさんくらい。あとは誰!?っていう感じです。おそらく広末涼子さん、篠原ともえさん、安室奈美恵さん、松浦亜弥さんと考察されていますが……」
マクドナルドに真意を尋ねると
この広末に扮したとされるバージョンのCMが今では放送されていないという疑惑が生じているのだ。広末といえば不倫報道以降、無期限の活動休止を発表。さらに主演予定だった映画も降板、出演していたCM4社の公式サイトからは広末の写真などが相次いで削除される事態に。
エドウインの担当者は「一連の報道をもちまして、出演している動画・広告の撤去といったしかるべき対応を進めている」と発表、日本和装ホールディングスは公式サイトで「顧客や世の中への影響が甚大だと判断し、写真を取り下げることを決定いたしました」と回答している。
マクドナルドに真意を尋ねると、
「平成時代を懐かしんでもらうもので、具体的にどなたかをオマージュしているものではございません」
と、具体的なモデルはいないと強調。続けて、
「また、平成バーガーのテレビCMは、予定していた期間で放映を終了しております」
とし、広末問題がなくてもすでに終了していると答えたが、具体的な放映終了の日時は教えてもらえなかった。
『アジアのジューシー』でPUFFYをパロディも炎上
マクドナルドは今年2月にも平成パロディーCMで炎上している。
「2月1日に発売された『アジアのジューシー』という商品にかけてPUFFYの『アジアの純真』のパロディーCMを作りました。飯豊まりえさんと、西野七瀬さんがPUFFYの代表曲『アジアの純真』の替え歌とともに新商品をアピールするというものでした。飯豊さんと西野さんのメイクや髪型が現代のものだったことから、SNSなどを中心に“元ネタへのリスペクトがない”、“寄せる気がない”などと批判の声があがり、炎上しました」(前出・広告代理店担当者、以下同)
パロディーやオマージュは元ネタへの理解が重要になってくるが、
「特に'90年代のオマージュやパロディーはよほど完璧でないと批判の対象になりやすいんです。当時、学生だった世代が今40代や50代になりSNSの掲示板などに最も意見を書き込む層。さらに当時のカルチャーを誇りに思っている人も多く、下手に'90年代に触ると火傷しやすい」
消された広末とともに、'90年代を扱ったCM自体も消滅しそうだ。