キャンドル・ジュン氏、鳥羽周作シェフ

「彼の謝罪文を見た時に、怒りしか浮かばなかったんです。大人げないかもしれませんが、彼からは謝罪がないんです。“後日必ず行きますから”って、そのメールでそれっきりになりました」

 6月18日に緊急会見を開き、妻・広末涼子のW不倫騒動について言及した夫のキャンドル・ジュン氏。普段は世界平和を願う、温厚な人物として知られる彼が人に対して“怒り”の感情を露わにするのは珍しいことでーー。

 矛先が向けられたのは妻の不倫相手で、フレンチレストラン『sio』オーナーシェフの鳥羽周作氏。“料理界の革命児”とも称される腕前はもとより、その人当たりのいい陽気なキャラクターからメディアでも引っ張りだこの人気シェフだ。

『週刊文春』の取材に対して当初は不倫を否定した鳥羽シェフだったが、広末への“ラブレター”の存在が明らかになると陥落。一転して《報道された内容は概ねその通り》と、自身のツイッターで認めると、

《広末さんのご家族や関係者の皆様、お店のお客様やクライアント様、スタッフなど、多くの方に大変なご迷惑をおかけしてしまいました。今後、心を尽くし、誠意が伝わるまで、お詫びをしてまいります》

 “家族にも誠意を尽くす”と平身低頭の姿勢を見せていた鳥羽シェフ。ところがキャンドル氏の会見で白日の下に晒されたのは、謝罪はおろか、“後日必ず行きます”と言いつつも対面から逃げ続けた事実だった。

鳥羽氏の料理は「タダでも食べたくない」

 この普段の“陽キャ”ぶりからかけ離れた、人間性を問われるような“塩対応”に、

鳥羽シェフの料理は一切食べたくない。 不倫をしてメディアには謝罪するがキャンドル・ジュンが謝罪の連絡を求めても「他に用事がある」と逃げ回り会おうとしない。そんな人の料理は食べたくない。

《鳥羽周作って、人として最低。こんな人が作る料理はタダでも食べたくない。嫌悪感で吐きそう。》

《鳥羽シェフ好きだったからガッカリ。 レトルトカレー、結構買ってたけどもう買わないかな。》

 ネット上では鳥羽氏の料理を「食べたくない」、商品を「買わない」との大合唱が起きている。

鳥羽シェフの公式Twitterでは“広末愛”を爆発させていた

 すると世論感情を汲んでだろうか、『QBB』ベビーチーズなどの人気商品で知られる六甲バター株式会社は、公式サイトで4月に締結したばかりの鳥羽シェフとの契約解除を発表。2025年の大阪・関西万博も絡んだコラボプロジェクトも白紙に戻してみせた。

 この前にも、シェフが務めていた『とだPR大使』を退任したことを埼玉県戸田市が発表し、6月27日に放送予定だったNHK『きょうの料理』が内容変更されたことが確認されている。同週のレシピ担当は鳥羽シェフだった。

 さらに健康食品などの製造、販売を手掛ける『ユーグレナ』も契約解除、“コーポレートシェフ”の職を解いたことを公式サイトで伝えた。鳥羽シェフを取り巻く環境に大きな変化が起き始めている。

企業、消費者の“鳥羽離れ”加速か

「キャンドルさんの会見で風向きが変わりつつあります」とは、コラボマーケティングに詳しい広告代理店営業スタッフ。

「人気シェフの元には企業からのコラボオファーがひっきりなしでしたが、それを主導していたのがテレビや企業案件に強い大手広告代理店のグループ会社だったとも言われています。ですが不倫騒動はもちろんのこと、その後の対応がまずかった。

 特に不倫スキャンダルを嫌う女性層からのイメージダウンは避けられず、今後はコラボに手を挙げる企業も減少するかもしれませんし、迂闊に露出させるのも得策ではありません。料理界に新風を吹かせた鳥羽さんですが、一転して企業の、そして消費者の“鳥羽離れ”が加速しそう」

 5月に番組出演してグルメコラボ企画をスタートさせた『サンデー・ジャポン』(TBS系)には、迅速に謝罪コメントを提供する“神対応”を見せていた鳥羽シェフ。表の対応と裏の対応では違うということだろうか。

 

2016年『フジロックフェスティバル』に子連れで遊びに来ていた広末涼子とキャンドル・ジュン

 

広末涼子と次男を抱いた夫のキャンドル・ジュン氏(2011年)

 

鳥羽シェフの公式Twitterより

 

自身のTwitterで広末に会った感想を興奮気味にツイートしていた鳥羽シェフ

 

鳥羽シェフの公式Twitterでは“広末愛”を爆発させていた

 

削除された鳥羽周作氏の「とだPR大使」コメントページ(埼玉県戸田市公式サイト内より)