6月7日『文春オンライン』にて“W不倫”が報じられ、14日には内容を認める謝罪文を公開した広末涼子(42)と有名シェフ・鳥羽周作氏(45)。渦中の鳥羽シェフは、『ミシュランガイド東京2020』から4年連続一つ星を獲得している「sio」をはじめ、「o/sio」「Hotel’s」など全国で計8店舗を運営している。
コロナ禍でも自宅で楽しめるようにと自身のYouTubeチャンネル『鳥羽周作のシズるチャンネル』でレシピを投稿、Twitterではハッシュタグ「#おうちでsio」でも話題に。レストランの枠を超えて料理の面白さを発信し“幸せの分母を増やす”をモットーに掲げる鳥羽シェフだが、プライベートではむしろ“減らす”結果になってしまったようだ。
騒動を受けて“予約殺到”
6月18日には、広末の夫であるキャンドル・ジュン(49)が本件に関する会見を開き、今の思いやシェフの“塩”対応についても赤裸々に語った。キャンドル・ジュンが鳥羽シェフに連絡を取ろうとした際、受付スタッフに「代表はリモート」であることを告げられ結局折り返しの電話が来なかったり、謝罪メールはあったものの「他に用事がある」という理由で直接会う要望を断られたという。
まさに“雲隠れ”とも取れる行動をしている鳥羽シェフだが、現在彼の経営する店舗の様子はどのような状態なのだろうか?今年3月上旬に1号店である「sio」の予約が取れ、たまたま騒動直後に食事をしたという夫婦は、
「話題になっている鳥羽シェフの姿はありませんでしたが、7~8人の若手スタッフが頑張っていましたね。関係のない部下が尻拭いをしていて可哀想……。一つ星レストランなだけあってサービスも料理も素晴らしかったです」
また、別の常連客は現在は店の予約自体が取れなくなっていると語る。
「『sio』は人気すぎて予約が取れないことで有名。騒動を受けて鳥羽シェフの知名度も上がったのか、予約が殺到してるみたい。予約サイトも2ヶ月先の日程でたったの2日しか空いていない。あと、電話も全然つながらなくなっちゃいましたね……」
鳥羽シェフは「厨房に立っていない」
不倫の余波を受け、鳥羽氏は地元・埼玉県戸田市の「とだPR大使」や「六甲バター」とのコラボ企画を次々と降板に続き、出演予定だった『きょうの料理』(NHK)も放送がなくなってしまったが、実際の“店舗”はノーダメージどころか人気上昇しているのだという。しかし、電話が繋がらないのは別のワケがあったようで、
「『sio』グループのなかには、騒動を受けて店の電話を“非通知の着信を拒否”に設定しているところもあります。マスコミの取材や迷惑電話がかかってくることもあるため、そのような対応をとっていると。鳥羽さんの騒動でスタッフは対応に追われていますね。もちろんSNSには“不倫していたシェフの料理なんか食べたくない”といった批判の声も多く、風評被害も大きい。ですが、料理人としての鳥羽さんを尊敬していますから、スタッフは毅然とした態度で今日も店に立っていますよ」(『sio』と交流のある飲食店経営者)
不倫を認めたあと、鳥羽シェフが発表した謝罪文のなかには、《今後は、改めて料理に向き合いたいと思います。自分が一番世の中に何かできることは何かと考えましたが、やっぱり料理しかありませんでした》といった文言もあったが、
「しかしながら、鳥羽さん自身はもうかれこれ1年半以上、本店『sio』の厨房には立っていません。彼の方針としては、“社員に現場を任せてその分お金をしっかり払いたい”という強い想いがある。ただ、過去には鳥羽さんのスピード感や求める仕事量に追いつけず、うつ病を発症してしまったスタッフもいます。
騒動前はオーナーとして積極にテレビやYoTubeなどへのメディア出演をしたり、他店とのコラボ、店舗拡大などに活動に精を出していました。2021年には“すき焼き店”をオープンさせたりしていましたからね。ただ、本人は“お金”というものにあまり頓着していないイメージがありますね」(同前)
しかし、イメージという意味では今回の不倫劇で相当なダメージを負ったことは間違いないだろう。
経営する8店舗には多くのスタッフたちがいるだろう。鳥羽家だけでなく、スタッフたちの生活もかかっている。“sioグループ”の運命やいかに……?