ウィッグをかぶるほどではないけれど若いころより髪が薄くなってきた……。そんな悩みを抱える40歳OVER女性に朗報! 頭皮に極小の“点”を描くことで毛量を多く見せ薄毛を目立たなくする最新施術が美容大国・韓国から上陸。シャンプーしても大丈夫、持ちは1〜3年ほど。編集部員が試した驚きの結果とは―。
痛みはほとんどなく、麻酔も不要
昨年の調査では女性がいちばん気になっている髪のお悩みは、“薄毛や抜け毛”が30代で5位、40代では4位にランクアップしている。劇的に薄いわけではないが、若いころよりボリュームが減ってペタッとする……そんな実感を持つ人が多いのでは。
「7割の人が髪を見て相手の年齢を想像するそうなんです。髪は他人から見られていますが、大多数の人がどうしても加齢とともに少なくなりがち。そこでおすすめなのが、私が韓国で出合った『へアルプデザイン』です」
そう教えてくれたのは、最新美容やアンチエイジング情報にも詳しい井上めぐみさん。美容大国・韓国へ複数回、出張する中でこの技術に出合った。
「特殊な染料とニードル(針)を使って、頭皮に毛穴を描く技術です。韓国のメーカーが機器を独自開発しました。自然な陰影が生まれて髪となじみ、地肌が目立たなくなります。タトゥーの一種ではありますが、痛みはほとんどなく、麻酔も不要です※」(井上さん、以下同)
韓国ではエステサロンや美容室でヘアルプデザインを提供しているそう。
「実際にやってもらうと、気になっていた分け目が目立たなくなり大感激! ぜひ日本人にも体験してもらいたいと思い、自分でやり方を学びました」
昔から髪が細く、量も少なめ。パーマがないとペタ髪になる40代編集部員Aが、この韓国最新美容を体験!
リクライニングチェアに座ってまつげエクステのときのような姿勢になり、鎮静効果のある化粧品を塗ったあと、分け目を施術してもらった。
痛みはつまようじで軽くツンツンと刺された感じぐらいで、特になし。特殊なインクは表皮〜真皮に注入しているそうで、3色あり、髪色に合わせて変えられるという。使うニードルは日本で独自に滅菌しているので安心感も。
「女性は痛がることはほぼないですね。たまに痛みに敏感な男性が、つらいとおっしゃると聞きます」
へアルプデザインは1~3年持つ
血もほぼ出ることはないそう。ただ、1回だけだと色が定着しにくいため、1週間ほどあけて計2~3回程度、施術することを推奨している。
「へアルプデザインをすると1~3年は持ちます。お値段は3cm四方の施術で1回2万7千円(税別)。ちょうどつむじぐらいのサイズです」
地肌が目立つ分け目だけでなく、頭の傷や脱毛隠しにもおすすめ。例えば、ポニーテールしすぎて生え際が後退してしまった人にも有効だ。
写真のように効果を実感する反面、「私が思っていたより、分け目が薄かったんだ……」とわかって、ショック。ただ「髪を描く」と聞くと不自然になりそうだけど、こんなに自然に見えるなんて驚き!
昨年から徐々に全国に広まりつつあるこの美容。編集部員Aのように、少しの体験で効果を実感できるため、口コミで大人気になっている。
「分け目を変えると施術部分が見えなくなってしまうのが、唯一の欠点。それを前提に、頭頂部の広い範囲を施術されるお客様も多いですね」
※へアルプデザインはタトゥー機器として製造・販売をしており、現状では医師免許不要の施術となる。そのため、機器を扱うには導入セミナーの受講や協会への参加を義務づけ、トラブルを未然に防止している
井上めぐみさん AmazingJWorld株式会社代表取締役。Japan HairlpDesign協会理事。美容オタクを自認し、最新情報にも明るい。