ジェジュン 撮影/廣瀬靖士

「日本でソロデビューをさせていただいて5年。ここ数年は新型コロナウイルスの感染拡大防止でライブやイベントをしても客席のみなさんは声を出すことができないという、これまでになかったことも経験しました。でも、どんなときも待っていてくださる方々がいるのは、本当にありがたく思っています。今日もですけどね」

 '18年6月27日にリリースしたシングル『Sign/Your Love』で、日本でのソロ活動をスタートさせたJ-JUN(ジェジュン)。ソロデビュー5周年を迎えた今年は、年始に東京と大阪でファンクラブ発足5周年の記念イベントを開催。また、韓国・ソウル、台湾・台北、中国・マカオをまわるアジアツアーに、日韓でのテレビやイベントなどへの出演。そして、自身も所属する芸能事務所・iNKODEの設立と多忙を極めている。

JUNSUとのパフォーマンスが話題に

 そんな中、日本で初めて開催されたK-POPフェスティバル『DREAM CONCERT』の昼公演と夜公演の合間をみて取材に応じてくれたJ-JUN。直前に行われた昼公演では、昨年のドラマ『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』の主題歌で、J-JUN with XIA (JUNSU)としてリリースしたシングル『六等星』をJUNSUと歌唱した。

「歌番組でパフォーマンスをしたことはあったのですが、ライブで(同じグループで活動していた)JUNSUと『六等星』を歌うのは今回が初めてです。“ふたりをステージで見るのは、すごく久しぶり”と言ってくださる方もいて。まさに“DREAM CONCERTですね(笑)”」

 ふたりの歌声を聴き、涙する人や、ハグする姿に歓声をあげるファンも。

「みなさんの反応や声を聞いて、(JUNSUとステージに立てるように)もっと頑張らないと、と思いました。一緒に歌っていたころからは少し時間がたっているので、実は、ハグしたりするのはちょっと恥ずかしいなという気持ちがあるんです。でも、(昼公演では)自然な流れでできました。やっぱりJUNSUと歌うと気持ちがいいですね」

20年歌い続けてきた理由は

 笑顔を浮かべる。特別な関係であるJUNSUからも祝ってもらった新事務所の設立。アーティストとして所属するとともに、CSO(最高戦略責任者)も務める。

ジェジュン 撮影/廣瀬靖士

「ほかにはない、アーティストとしての僕の視点や感覚などを活かしていきたいと思っています。公式なものではありませんが、ほかの事務所のオーディションには落ちてしまったけれど、可能性を秘めた卵たちを何人か見始めていて。今後は、東京やアジア各国でグローバルオーディションを開催する予定です。アイドルだけではなく、俳優の方にも所属してもらおうと思っていますし。プレッシャーはありますが、頑張ります!」

 12月に迎える自身のデビュー20周年に向けての計画も進めていると語る。

「あっという間の20年でした。荒波もありましたが、なんとか乗り越え、ここまでたどり着くことができましたね。デビュー前の自分に声をかけるなら“何があっても諦めるな”と伝えたいです。それと、“あなたが年を重ねる速度よりも時代が変わるスピードのほうが速いから、うまく時代の速度に合わせて成長していきなさい”と

 20年、何があっても諦めずに歌い続けてきた理由を聞くと「ファンのみなさんの存在」と即答した。

「諦めたい、辞めたいと思う瞬間もありました。周囲の人からも言われましたし、自分自身も心身ともにボロボロだなと思ったとき、立ち直るきっかけを作ってくれたのは、僕を見守り、エールを送り続けてくれるみなさんでした。いつも応援してくださるみなさんがいるから、この先も僕は歌い続けていきます」

結婚は「時間がない」?

 気になるのはプライベート。昨年は、“結婚したい韓国芸能人1位”にも選ばれた。

「アーティストとしてもバタバタしていて、CSOというビジネスマンの顔も持ってしまったので、さらに忙しさが増しました。その(結婚へのプロセスを踏む)時間がないんじゃないかと……」

ジェジュン 撮影/廣瀬靖士

 7月8日には神奈川・ぴあアリーナMMで開催されるイベント『ASIA ARTIST AWARDS BEGINNING CONCERT「男神」』に、7月16日には茨城・国営ひたち海浜公園で行われる野外フェス『LuckyFes'23』への出演も決まっている。

「野外フェスは久しぶりなので楽しみですね。とても暑そうですが、外で歌うのは気持ちいいんじゃないかな。もうひとつ“男神”という文字が入っているイベントに参加できることは、光栄だと思います。ちょっと恥ずかしいですが(テレ笑)。自分なりの魅力をお見せすることができたらと思っています」

●最近経験した一番の贅沢は?
 贅沢……。ソウルで俳優のチェ・テジュンくん(妻はパク・シネ)と和食屋さんで食事をしたんですが、おごってもらえました。いままで後輩との食事では自分が払ってばかりだったので、うれしかったです。

●飛行機などでの移動中、何をしていることが多い?
 携帯電話のメモ帳に仕事のことを書き込んでいることが多いですね。最近の休日も、僕個人の仕事がないときは、だいたい事務所で過ごしています。ミーティングをしたりして。

●日本のコンビニで買ってしまうもの
 冷やし中華が好きなんです。あと、抹茶の粉。それと、韓国では絶対に食べないけれど、日本だとなぜか食べたくなるのがプリンですね。


撮影/廣瀬靖士 スタイリスト/大井慎弥 ヘア/Park ok jae メイク/Moon joo young

ジェジュン 撮影/廣瀬靖士

 

ジェジュン 撮影/廣瀬靖士

 

ジェジュン 撮影/廣瀬靖士

 

ジェジュン(撮影/廣瀬靖士)

 

ジェジュン(撮影/廣瀬靖士)

 

ジェジュン(撮影/廣瀬靖士)

 

ジェジュン(撮影/廣瀬靖士)

 

ジェジュン(撮影/廣瀬靖士)

 

ジェジュン(撮影/廣瀬靖士)

 

ジェジュン(撮影/廣瀬靖士)