悠仁さま('22年8月撮影)

 4月5日から6日にかけて、宮崎県東臼杵郡椎葉村を私的に訪問された秋篠宮ご夫妻と悠仁さま。その様子が掲載された地元の広報誌に注目が集まっている。

「村役場が発行している『広報しいば』6月号に、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまのご旅行中のエピソードと、村民たちとの集合写真が紹介されています」(皇室担当記者、以下同)

村役場HPに「写真」がない!

 ご一家が1日目に訪れたのは『椎葉民俗芸能博物館』。重要無形民俗文化財『椎葉神楽』をご覧になった悠仁さまは、使用される太鼓に興味を示された。

「悠仁さまは、実際に舞台に上がられ、太鼓を叩くご経験もされたとか。初めてとは思えないリズム感に、村民たちは驚いたそうです」

 2日目には、地元で焼き畑体験学習を行っている『尾向小学校』へ。5、6年生7人から焼き畑に関する説明を受けた悠仁さまは、この体験学習が35年間も行われ続けていることに感心されたご様子だったという。

 そんなご一家のお姿を伝える広報誌が発行されると、地元だけではなくネット上でも話題となった。

「6月中旬に椎葉村の旅館を訪れた女性観光客が“4月に秋篠宮ご夫妻と悠仁さまがいらした”ということを知り、自身のSNSで発信したのが発端です。女性は、旅館スタッフと秋篠宮ご一家の集合写真や、『広報しいば』6月号の掲載ページの写真を投稿。たちまち拡散されました」(ウェブライター、以下同)

 秋篠宮ご夫妻と悠仁さまの“素顔”が広く国民に知られるのはよいことだが、思わぬ臆測を呼んでしまうことに。

「『広報しいば』は、村役場のホームページにも同じ内容が掲載されており、多くの人がアクセスを試みました。しかし、ご一家が掲載されているという6月号に、該当の記事が見当たらない。そのため“ご一家が掲載された記事は誰かの捏造では”と疑う声まで上がりました

事の経緯を村役場に聞いた

 そこで『週刊女性』は、ご一家に関する記事が『広報しいば』に掲載されているか、椎葉村役場に問い合わせた。

「該当の記事は、紙の広報誌には掲載されていますが、ホームページ版には転載していません」

 そう語る担当者によれば、当初、秋篠宮家の私的旅行に関する記事を広報誌に掲載する予定はなかったという。

「ただ、皇室の方がこの村へいらっしゃるのはめったにないことです。広報誌は、村の記録にもなりますし、いらしていた事実すら村民が知らないというのは問題だと思い、掲載する運びとなりました。村民に情報をお知らせするのが、広報誌の目的と役割。したがって、ホームページを通して世間に広く周知する必要はないと村役場で判断し、その方向で宮内庁に“(広報誌にのみ)載せてもいいでしょうか”と伺い、許可をいただきました」(村役場担当者、以下同)

秋篠宮ご夫妻と悠仁さまのご旅行について掲載された『広報しいば』(村役場HPより)

 結果として、記事が拡散されてしまったことには戸惑いを隠しきれない様子。

「意図していなかった目的で記事が利用され、皇室にもご迷惑をおかけしてしまったと思うと心苦しいです。村民の顔が写った集合写真も出回ってしまって……。秋篠宮ご夫妻と悠仁さまのご訪問に、村民たちは大変驚いていました。集合写真を“家宝にせんといかんな”と喜んでいる人もいたんです」

 SNS全盛の時代、大切な思い出は心の奥にしまっておくべきか─。

 

椎葉村役場が発行する『広報しいば』6月号に掲載された秋篠宮ご一家の旅行ルポ(Twitterより)

 

'22年3月、筑波大学附属高校の学校説明会へ臨まれた紀子さまと悠仁さま。歩幅がそろっていた

 

新居へ移られた秋篠宮ご夫妻と悠仁さま。佳子さまは“別居中”だという

 

 

秋篠宮さま57歳の誕生日に際して公開されたご一家の近影(11月6日・赤坂御用地)

 

佳子さまの結婚や悠仁さまの教育方針に関するご発言にも注目が集まる

 

留学中の眞子さんを除く秋篠宮ご一家で伊勢神宮へ。悠仁さまは6歳だった('13年3月)

 

筑波大学附属高校の1年生の夏休み行事『蓼科生活』。悠仁さまはご学友とともに蓼科山への登山、ハイキングなどを満喫された