今年5月2日付でジャニーズ事務所を退所した元V6の三宅健が、7月2日に44歳の誕生日を迎えた。それと同日に、ジャニーズ事務所元副社長の滝沢秀明氏が立ち上げた新会社「TOBE」に所属することを発表したのだが、ファンの間では大きな波紋を呼んでいる。
「応援できる自信がない」
2021年11月にV6が解散し、三宅は今年5月2日にジャニーズ事務所を退所。一方、20年にジャニーズ事務所の副社長に就任した滝沢氏は、22年10月に同事務所を去り、翌23年1月に新会社「TOBE」の設立を発表した。
「三宅さんと滝沢氏はジャニーズ時代、舞台『滝沢歌舞伎』で3年連続共演したり、KEN☆Tackeyというユニットを結成してCDデビューを果たしたりと、グループの垣根を越えて仲を深めていました。そのため、滝沢氏が『TOBE』を立ち上げ、三宅さんが退所した流れを見たファンたちは『タッキーと健くんは合流するのでは?』と囁いていましたが、その予想が見事に的中した形です」(アイドル誌ライター)
自身の誕生日に「TOBE」の仲間入りを発表した三宅に対し、ネット上のファンからは「健くんおめでとう! これからの活躍が楽しみ」「やっぱりTOBEに入ったんだね。タッキーと健くんのコンビ大好きなので、期待しかない!」といった祝福の声が飛び交っている。
その一方、「素直に喜びたいけど、V6が好きだからこそ複雑な気持ち」「タッキーのところに行った健くんを、これからも応援できる自信がない」などと、三宅の決断をよく思わないファンも少なくないようだ。
「その理由は、元V6で現在は株式会社ジャニーズアイランドの社長を務める井ノ原快彦さんへの“同情”のようです。同社はジャニーズ事務所の完全子会社として19年1月に設立し、主にジャニーズJr.プロデュースを行なっています。初代社長は滝沢氏でしたが、22年9月に退任。後任に井ノ原さんが就任したのですが、今年1月、あるインタビューがファンに衝撃を与えることとなりました」(スポーツ紙記者)
「不信感しかなく、残念な気持ち」
井ノ原は今年1月、「デイリー新潮」の独占インタビューに登場。“社長”として初めてメディアの取材を受ける中で、ある日突然社長に任命されたことや、「やると決めたらめちゃくちゃワクワクしました」と前向きな心境を語っている。
「そんなインタビューの中で井ノ原さんは、『(滝沢氏から)引き継ぎめいたことがなかった』『彼はほとんど誰とも話さないまま、出ていってしまった』などと明かしており、突然の社長交代劇に苦慮したことが伺える内容でした。こうした背景があるため、あっさりと滝沢氏の元へ行った三宅さんに対し、いい印象を持っていないファンが続出しているわけです」(前出・アイドル誌ライター)
このインタビュー記事が公開された当時もファンの間で波紋を呼んでいたが、今、ネット上ではあらためて、
「新しく作った会社をポイ捨てした人について行く健くんにはガッカリ」
「タッキーの非常識な行動に振り回されたのがイノッチだということを、健くんはどう受け止めて、TOBE所属に至ったのか知りたい。不信感しかなく、残念な気持ち」
「健くんが井ノ原くんを裏切ったように感じちゃう。本当にこれでよかったのかな?」
といった批判的な声が噴出している。
今後の活動について、「アイドルが持つ潜在的な可能性を広げていきたいと考えている」と語っていた三宅。しかし、まずは“古巣”V6のファンがどのような心境で門出を見守っているのか、しっかりと知る必要がありそうだ。