2023年7月上旬、自宅から出てきた永山瑛太

 7月7日の夕方、永山絢斗被告が保釈された。

「6月17日に乾燥大麻1・6gあまりを所持したとして逮捕。その後、起訴されました。保釈金は300万円。夕方6時ごろ、絢斗さんは勾留中の警察署から姿を現すと“このたびは、ご心配ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした”と言って約15秒間頭を下げました。逮捕前にはなかった髭が印象的でした」(全国紙社会部記者)

 今後の裁判は、どうなるのか。弁護士法人ユア・エースの正木絢生代表弁護士に聞いてみた。

「初犯の場合は、懲役10か月、執行猶予3年程度が相場です。懲役期間は事情によって変わることが多いですが、執行猶予は間違いなく付くでしょう。営利目的が認められない限り、実刑はほぼないと思います」

 兄の瑛太が出廷する可能性はというと……。

「今回のようなケースでは、保釈期間中に専門医療機関への通院治療の実績を示し、家族などの近しい人が責任を持って監視・監督することを法廷で話す、といった弁護方針をとることが多いです。そのため、瑛太さんが法廷に立つ可能性もあるでしょう。ただ、瑛太さんはご家庭もあり、お仕事も忙しい。絢斗さんを監督できる時間などに制限があることや、法廷の混乱を避けたいといった事情から、母親が出廷する可能性が最も高いと思います」(正木弁護士、以下同)

 裁判で判決が出た後、執行猶予中に仕事復帰することは問題ないという。

「執行猶予は、行動に制限をかけたりするものではありません。仕事が大麻の入手ルートに大きく関わっている場合は別として、芸能活動を禁止されることはないです。ただ、前科はついているので、海外でのロケで入国拒否されるケースもあります」

 どうやら、芸能界復帰も遠くはなさそう。

「心配なのは芸能界での評判ですね。ギャラの取り分でもめるなどして所属事務所とは不仲で、独立を画策していたとか。瑛太さんという後ろ盾がいるものの、逮捕後は“許さない”とコメントし、怒り心頭でした」(スポーツ紙記者)

 弟の復帰に兄は手を差し伸べるのだろうか。

弟の逮捕、釈放に兄・瑛太は

2023年7月上旬の早朝、自宅から出てきた永山瑛太。黒のTシャツ短パンを着て、美脚があらわに

 7月上旬の早朝、ゴミを出しに自宅から外に出てきた瑛太に直撃取材するも、無言を貫き続けた。終始険しい顔つきで、イライラを隠さない。

「近所と子どもの迷惑になるから」

 ひと言残すと自宅へと入っていった。

 お酒のトラブルが多い瑛太に対し、絢斗がとりなす役になるなど、お互い助け合うことも多かった兄弟。

 ただ、今回ばかりは訳が違うという。

「瑛太さんはカンヌ国際映画祭で脚本賞とクィア・パルム賞を受賞した『怪物』に出演。今秋には、出演映画『ミステリと言う勿れ』と『アンダーカレント』が公開予定です。弟の逮捕で足を引っ張られるわけにはいきません。絢斗さんは独身生活を謳歌しているようですが、瑛太さんには家庭もあって、今やそれぞれの環境が違います」(前出・スポーツ紙記者)

 兄の顔に泥を塗ってしまったことは間違いない。

正木絢生代表弁護士
弁護士法人ユア・エース代表。慶應義塾大学法科大学院卒業。第二東京弁護士会所属。bayfm『ゆっきーのCan Can do it!』にレギュラー出演するほか、ニュース・情報番組『news イット!』(フジテレビ系)などメディア出演も多数。相談しやすい身近な弁護士。YouTubeやTikTokの「マサッキー弁護士チャンネル」にて、法律やお金のことをわかりやすく解説、配信中。

 

2023年7月上旬の早朝、自宅から出てきた永山瑛太。黒のTシャツ短パンを着て、美脚があらわに

 

2023年7月上旬の早朝、自宅から出てきた永山瑛太。黒のTシャツ短パンを着て、美脚があらわに

 

2023年7月上旬の早朝、自宅から出てきた永山瑛太。黒のTシャツ短パンを着て、美脚があらわに

 

 

2023年7月7日、保釈金300万円を納付て、原宿署から保釈された永山絢斗被告

 

2023年7月7日、保釈金300万円を納付て、原宿署から保釈された永山絢斗被告

 

2023年7月7日、保釈金300万円を納付て、原宿署から保釈された永山絢斗被告

 

2023年4月上旬、イタリアの高級ファッションブランドのイベントに参加していた永山絢斗

 

永山絢斗と永山瑛太の兄・永山竜弥(永山竜弥の公式サイトより)

 

永山絢斗と永山瑛太の兄・永山竜弥(永山竜弥の公式サイトより)