7月13日発売の『週刊文春』が、2016年末のSMAP解散以来6年ぶりとなる、木村拓哉と草なぎ剛の“再会”を報じた。
なんでも2022年12月24日のクリスマスイヴ、ドラマ『罠の戦争』(フジテレビ系、2023年1月〜3月放送)撮影のため、東京世田谷区砧にあるスタジオ・TMCこと『東京メディアシティ』を訪れていた草なぎ。
片や映画『レジェンド&バタフライ』(東映、2023年)宣伝活動の一環で、テレビ番組収録のために偶然にもTMC入りしていた木村。
マイケル・ジャクソンら大物タレントの訪問時に通される「101号室」に木村が入室していることを知った草なぎは、昼休憩時に「木村君に挨拶してこよっかな」とマネージャーに相談することなく、ひとりスタスタと“楽屋訪問”に打って出たという。
「なんでも開口一番、“メリークリスマス”と来訪してきた草なぎに、キムタクは“あー”のひと言を返しただけ。続けて映画の話を振ったり、健康を気遣ってみせる草なぎですが、やはり“あー”だけで応じるキムタク。時間にして1分弱の会話だったと。
6年ぶりの再会で積もる話もあるはずが、あまりにもそっけない“塩対応”。キムタクとの関係は今も修復されていないということでしょうか」(芸能リポーター)
1988年にグループ結成、1991年に『Can't Stop!! -LOVING-』でCDデビュー、そして苦楽をともにして国民的スターに上り詰めた木村と草なぎ、中居正広、稲垣吾郎、香取慎吾。そして森且行ら元メンバー。
互いに名前すら口にしない関係
ところが独立騒動が勃発すると、ジャニーズ事務所への残留意思をひとり示した木村は孤立し、解散後の食事会に参加しない“キムハブ”騒動も伝えられた。以降も、メディア出演時には互いの名前すら口にしない“不仲ぶり”が既成事実となりつつある。
そして文春に報じられた木村の反応だ。やはりメンバーとの溝が深いままなのだろうか、“歩み寄り”を見せた草なぎに対して少々大人気ないようにも見えるが……。
「いえ、むしろ通常運転すぎて安心しましたよ」と笑うのは、かつてTMCでの番組収録に携わった制作スタッフ。
1996年の放送スタートからお台場スタジオに移るまでの12年間、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)収録で通っていたメンバーにとって、TMCは慣れ親しんだ“我が家”のような場所だとか。
「収録が行われていた水・木曜日には決まって出待ちファンが集い、かつて施設内にあったレストラン『今昔庵』は(草なぎ)剛くんをはじめとしたメンバーの憩いの場になっていました。そんなSMAPの“ホームグラウンド”で再会とは感慨深いですね」(前出・制作スタッフ、以下同)
ならば、なおさら感動の再会を期待してしまうのだが、彼らにとっての「通常運転」とはどういうこと?
ふらりメンバーの楽屋訪問する草なぎ
「もとより馴れ合う仲良しグループではないメンバー。収録前は各々が楽屋にこもることが多く、お声がかかってようやくゾロゾロとスタジオ入り。ところが本番になると一変して、息がピッタリ揃った最高のパフォーマンスを披露するんです。彼らのプロとしての矜持でもあったと思います」
なんでも当初は大部屋があてがわれていたようだが、グループ人気と番組視聴率に比例するように次第に個室が用意され、メンバー間の事前交流も減っていったようだ。
「ただ、寂しがりやの剛くんは慎吾くんの楽屋で過ごすことが多く、たまに“ちょっと中居くんのとこ、木村くんのとこ、吾郎さんのとこ行ってこよ〜っと”と、フラッと楽屋訪問しては一方的に会話して戻ってくる。
そんなマイペースな性格を熟知しているので、中居くんから“お前、何しに来たんだよ”と苦笑いされ、木村くんからは“あー”と生返事を返され、仲良しの吾郎ちゃんには迎え入れられてまったりしてくる」
どうやら木村と仲が悪いわけではなく、そっけない態度や返事をされても気にしない、いわば長年連れ添った夫婦や家族の“いつもの関係”だったのだろう。
「それこそ懐かしいTMCの空気に触れて、当時の2人に戻っていたのかもしれませんね。木村くん、ドアをノックされて“うわっ、剛来たよ。あれっ、今日スマスマだっけ?”とでも錯覚したのでは(笑)」
いつの日かまた5人、いや6人でTMC入りしてほしいものだ。