バラエティー番組『VS魂グラデーション』(フジテレビ系)が、今年9月末をもって終了するという。同時に、一部業界関係者からは“嵐の行方”に注目が集まっているようで――。
嵐・相葉雅紀が“キャプテン”を務める同番組は、もともと『VS嵐』という嵐の冠レギュラーだったが、グループは2020年12月31日をもって活動休止。メンバーの相葉や櫻井翔、二宮和也、松本潤は以降、個人の仕事を続けているが、リーダーの大野智は芸能活動自体をストップした。
岸優太が退所のタイミングで終了?
「ジャニーズ事務所でトップレベルの人気を誇っていた嵐がグループ活動休止を発表した際は、業界内外に衝撃が走りましたが、メンバーが“休みたい”という大野さんの気持ちを汲んで決断したとのエピソードも明かされ、かえって“嵐の絆”を感じたファンも多いようでした。そして、いつか大野さんが復帰する時、嵐もグループ活動を再開させるのだろう……と信じられてきたのです」(アイドル誌ライター、以下同)
なお、『VS嵐』は2021年1月から相葉メインの番組『VS魂』にリニューアルし、2022年4月に現在の『VS魂グラデーション』に改題された。しかし、今月17日に複数のメディアが“今秋で番組終了”と報道。レギュラー出演者の1人、King&Prince(以下、キンプリ)の元メンバー・岸優太が9月末でジャニーズを退所することもあり、そのタイミングに合わせて『VS魂グラデーション』も終わる見込みと伝えられている。
岸は5月22日、平野紫耀や神宮寺勇太とともにキンプリを脱退。この2人はグループ離脱と同時にジャニーズからも退所しているが、岸は8月25日に主演映画『Gメン』の公開が控えており、そのプロモーションなどが落ち着いてからジャニーズでの活動に終止符を打つようだ。
「岸さんの脱退および退所が発表されたころは、『VS魂』などで彼のポジションを埋める“後釜”のジャニーズは誰か……といった予想もネット上で飛び交っていましたから、番組自体が終了することは想定外だったというファンも多いようです。というのも、嵐ファンの多くはグループが活動休止に入っても『VS嵐』が『VS魂』として残ったことについて、“嵐が活動再開するときに戻れる枠が残された”と認識していたんです。番組終了の情報を受けて、ファンの間では“『VS嵐』から引き継いで守ってきた枠はどうなるの”“もう復活はないってこと?”“まさかこのまま解散なんてことはないよね”などと困惑が広がっています」
本来なら「理想的」なタイミング
中には《『VS魂』終了後、また『VS嵐』が始まる?》《『VS魂』が終わるとしたら、それは嵐さんが帰ってきて『VS嵐』が復活するときだと勝手に思ってた》と期待を抱いていた嵐ファンもいるようだが……。
「10月からは、同じ時間帯で相葉さんがメインの新バラエティーがスタートするそうです。嵐は今年9月に結成25周年を迎え、11月にはデビュー25周年イヤーへと突入するため、本来ならこのタイミングでグループ再始動、つまり大野さんが復帰するという展開が理想的ですが、今のところそのような発表も気配もありません。また現在、ジャニーズは事務所創業者・ジャニー喜多川氏の“性加害問題”が取り沙汰されているほか、続々と退所者が出るなどゴタゴタが続いている。休業中の大野さんが“戻ろう”と思える状況には見えませんし、もし戻る気があったとしても、とても“今がベスト”とは言い難いですね」(芸能プロ関係者)
大野に関しては、以前から定期的に“副業報道”が浮上していて、ネット上では《もう大野くんは嵐には戻らなさそう》ともささやかれるようになっている。一方、《いや、お金なくなったら戻ってくると思う》《商売に向いてなさそうだもん》という意見もみられるが、復帰には別の“壁”もあるという。
「そもそも表舞台から離れてすでに2年以上経っていることを考えると、そう簡単に復帰できるのかも心配なところ。もはや“ほぼ一般人”として生活してきた大野さんが、活動を継続してきたほかのメンバーと同じ感覚をすぐに取り戻せるものなのか。ネット上にも《年相応の普通の人になってそう》という指摘が寄せられているくらいです。そしてジャニーズも不安定な現状、大野さんや嵐の再スタートを完璧に盛り上げていく態勢をとれるのか。メンバーも大野さんをどれだけフォローしていけるのかわかりませんし、やはり少なくとも今は“復活ナシ”のほうがお互いのためかもしれません」(同・芸能プロ関係者)
とはいえ、ファンクラブを継続しているファンにとっては曖昧な状況が続くのも酷な気もするが……。解散が発表されるよりはマシ?