《教育に悪すぎる》
《気持ち悪い…》
7月18日にNHKで放送された番組『まやまやぽん!』の内容が、ネット上で物議を醸している。
過激すぎる歌詞
「『まやまやぽん!』は、東京国立博物館で開催中の特別展『古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン』に関連して、「あのちゃん」ことタレントのあのさんとお笑いコンビ『トム・ブラウン』のみちおさんが、古代メキシコの文化を楽しく紹介する番組です」(テレビ誌ライター)
番組の趣旨を聞く限りでは、冒頭の声ような「教育に悪い」といった印象どころか、むしろ異国の文化への理解を深められるアカデミックなイメージを覚える。いったい、何が“炎上”を招いたというのか。
「18日の回では、古代メキシコで行われていた“生贄儀式”をテーマにした曲が放送されました。あのさん・みちおさんは曲に合わせてユニークな体操をポップな雰囲気で踊りましたが、その歌詞が問題視されているんです。《負けたら心臓ささげます》《いけにえたくさん見届けてきたよ》《しゅうだんいけにえ200人!》《天国に行きたきゃ楽しちゃだめだよ》《心臓どくどくささげよう!》と、かなり過激。公共放送で流されたこれらの内容に、ネット上では批判的な意見が殺到しています」(同・テレビ誌ライター)
炎上続きのNHK
ツイッターでは、
《常軌を逸した内容》
《頭イカれてる歌詞、これよく流そうと思ったよね》
《公共放送が使う言葉か? 受信料で何作ってんの》
と、辛辣な声が寄せられている。
「ここ最近、NHKはアナウンサーの不倫報道やストーカー行為による逮捕問題、そのほか局員による傷害事件などの不祥事が相次いでおり、国民からの視線は極めて冷ややか。そんな中、今年4月1日からは、受信料未払い者に対して“支払いを免れた放送受信料に加え、その2倍に相当する額である割増金を請求する”という“新制度”を施行したことでも大きな反発を招きました。そもそも受信料の支払い義務に関しても“ぼったくり”という意見が噴出していますから、番組作りに関して厳しい意見が寄せられるのは、状況的に見て自然なことです」(制作会社関係者)
『まやまやぽん!』については「子ども向けとは思えない内容」という意見も上がっているが、その部分においては少しニュアンスが異なる様子。
「18日の回は深夜11時45分に放送されているので、これを“子ども向け番組”として捉えるのは難しいかもしれません。ただ、おそらく同じ“体操”と見られる内容が、30日には午前8時50分から放送される予定となっています。この時間帯は多くの子どもたちがテレビを視聴するでしょうから、過激な内容はふたたび問題視される可能性があります」(同・制作会社関係者)
たびたび炎上してきたNHK。国民という集団に受信料を捧げさせて作る番組には、厳しいチェックの目が向けられている。