7月25日、『全日本高等学校馬術競技大会』の開会式に臨席された佳子さま

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佳子さま『全日本高等学校馬術競技大会』でノーマスク

 7月25日、静岡県御殿場市で行われた『全日本高等学校馬術競技大会』の開会式に臨席された佳子さま。

「避暑地として知られる御殿場ですが、この日は焼けつくような暑さで、会場では馬の熱中症対策を呼びかけるアナウンスが繰り返し流れていました。佳子さまは、グリーンのワンピースで涼しげでしたが、その装い以上に注目を集めたのは、“ノーマスク姿”だったことです」(皇室担当記者、以下同)

ブラジルの日本語学校に通う生徒たちと交流された秋篠宮ご一家(7月24日・赤坂)

 馬術大会前日の24日、佳子さまは秋篠宮ご夫妻、悠仁さまとともに、東京・赤坂東邸で、ブラジルの日本語学校に通う生徒たちとご交流。このときも、ご一家はマスクを着用されていなかったのだが、

「同日の夕方に紀子さまが発熱し、PCR検査の結果、コロナ感染が確認されました」

 ご一家への感染も懸念されたが、秋篠宮さまと佳子さま、悠仁さまは陰性だった。

「とはいえ、紀子さまとの接触があった以上、佳子さまも翌日の『馬術競技大会』にはマスクを着用して出席されたほうがよかったのでは」(皇室ジャーナリスト、以下同)

 会場ご到着時にはノーマスクで選手たちと懇談される場面もあった。

「全国大会に臨む選手たちは“体調管理も実力のうち”と思いながら、コンディション調整に励んでいます。いまやマスク着用は強制できませんが、佳子さまのご配慮不足が指摘されてしまうのも無理はないでしょう」

宮内庁OBが振り返る佳子さまの印象

 一方で、ある宮内庁OBは「佳子さまの“ひとり暮らし”を印象づけた」と振り返り、こう続ける。

「厳密に言えば、現在の佳子さまは“紀子さまの同居人”にはあたりません。昨秋に改修を終えた秋篠宮邸に佳子さまのお部屋はなく、ご両親や悠仁さまとは別々に生活されていますからね」

 佳子さまは、仮住まい先だった『旧御仮寓所』にひとりで住み続けられている─。宮内庁が衝撃の事実を公表したのは、改修が終わってから半年以上がたった6月30日のこと。

「新居に佳子さまの部屋が設けられなかった理由について、宮内庁は経費削減を挙げつつも“具体的な金額は示せない”と説明しました」(前出・皇室担当記者、以下同)

 7月18日には、『テレビ東京』が“旧御仮寓所に追加工事が施される”と報じ、国民はさらに不信感を募らせた。

「旧御仮寓所の1階と2階の事務スペースの間取りを変更するため、工事が行われるといいます。7月から9月にかけての随意契約で、金額はまだ明らかになっていません」

結婚に関連する儀式を行わず異例の結婚を強行した小室さん夫妻

 ひとり暮らし公表から1か月がたっても騒動が収まらないのは、多くの国民に疑念が生じているからだろう。

「改修が始まったのは'20年3月。宮内庁の説明によれば、当初は長女の眞子さんも含め、家族5人それぞれの部屋が設けられる予定でしたが、節約のために眞子さんと佳子さまの私室はつくらないように方針変更されたそうです。

 当時、すでに小室圭さんと婚約が内定していた眞子さんについては納得できますが、佳子さまの部屋がつくられなかったのは、どうも不可解で……」(前出・宮内庁OB、以下同)

秋篠宮ご夫妻と佳子さまの親子不和

昨秋に改修を終え、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまが住まわれている宮邸

 一部では、秋篠宮ご夫妻と佳子さまの親子不和も囁かれているが、

「世間体を気にするのであれば、佳子さまの部屋はつくるのが自然。そこで噂されているのが、水面下で“佳子さまの縁談が進んでいたのでは”という話です」(宮内庁関係者、以下同)

 要するに、佳子さまにご結婚の見通しがあったために、改修後の秋篠宮邸に部屋が設けられなかったのでは、というのだ。

「現行の『皇室典範』では、女性皇族は結婚により皇籍を離脱します。元皇族のご実家は公邸にあたり、ご結婚後は一般人のように気軽に帰省しづらくなる。眞子さんと佳子さまの私室がつくられなかった理由が“おふたりとも結婚を控えていたから”だとすると、辻褄が合います」

 眞子さんの結婚は、国民からの祝福を得られたとは言い難かった。

「皇室全体を巻き込み、佳子さまもご結婚どころではなくなってしまいました。本来、新居が完成するころには佳子さまの婚約話が公になっているのが理想だったのかもしれません。ただ、結果的に縁談が消滅してしまい、“秋篠宮さまもひとり暮らしを容認せざるを得なかった”という見方をする人もいるのです」

 かねて「皇室を出たい」との思いを抱かれているといわれる佳子さま。ご結婚とともに、その願いを叶える日も遠ざかってしまうのか……。

「15歳以上の内親王が、ご自身の意思に基づき、皇室を離れるのは法律的に可能ですが、皇室会議で認められる必要はあります。政府が『女性宮家』設立の答申を受けている段階で、内親王の皇籍離脱に関する会議を開くハードルは高いですが、主要メンバーの同意が整えば可能でしょう」(皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授)

 皇室会議のメンバーは、皇族2名、衆議員の議長と副議長、参議院の議長と副議長、内閣総理大臣、宮内庁長官、最高裁判所の長官と判事の計10人で構成される。

「皇室会議のメンバーにあたる皇族2名は、秋篠宮さまと常陸宮家の華子さまです。つまり、佳子さまが“皇室会議を経ての皇籍離脱”に踏み切られる場合、秋篠宮さまがその可否を判断する一員となられるのです。ほかの議員もいますが、実父である秋篠宮さまの発言力は強いと思われます」(前出・皇室ジャーナリスト、以下同)

 眞子さんの結婚問題もしかり“個人の意思”を重んじておられる秋篠宮さまは、佳子さまの希望も尊重される可能性が高いという。

「この計画は、佳子さまが皇室を脱するための“窮余の一策”。ただ、眞子さんが皇籍離脱にあたっての一時金を受け取らず、結婚に関連するいっさいの儀式を行わないという異例の結婚を成し遂げたことを考えれば、“結婚せずに皇室を離れる”という前代未聞の選択肢も十分に考えられるのです……」

 プリンセスの“脱走計画”は誰にも止められない─。


小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授。日本近現代史を専門とし、『天皇家の帝王学』など著書多数