'12年にメジャーデビューを果たし、今年で10周年を迎える GENERATIONS。アリーナツアーやドームツアー、冠番組に、8月には10周年を記念した書籍の発売を控え、現在もツアー真っ只中と、大忙しの彼ら。
デビューから10年間、続けることができたのはなぜだろうか。
GENERATIONS 祝!デビュー10周年
白濱亜嵐(以下、白濱)「デビュー10年目を迎えることができました。ありがとうございます!これまで、メンバー全員が“続けたい!”と思って、そのための努力をしてきたからこそ、今があるんだと思います」
片寄涼太(以下、片寄)「ただ何となく続けたいと思っていたのではなく、練習やツアーなど、実際に体を動かしてみんなで頑張ってきました」
白濱「僕たちは全員、GENERATIONSというグループに対して、とにかく愛があるんですよ。グループだけではなくて、メンバー同士に対しても」
小森 準(以下、小森)「“絶対にグループをなくさないぞ”という思いは本当に強かったですね」
関口メンディー(以下、関口)「GENERATIONSって、男子校みたいなノリの青春感があるグループ。それって出そうと思って出るものではなくて、グループ結成前から繋がっているメンバーが多いからなんじゃないかと思っています。地元のメンバーで組んだバンド感みたいな安心感がある。だからこそ、続けてこられたのかな」
グループへの強い愛と、メンバー同士の繋がりによって作り上げてきた10年という大きな歴史。デビュー当時から変わったことや、ずっと変わらないことを聞いた。
関口「心身ともにタフになりましたね。これまでは1日かかる取材があると、最後の方は疲れが出ていたりしていたんですが、今はちゃんと最後まで走り抜けられます。変わらないことは……、難しいな~」
白濱「鼻くそ食べちゃうことじゃない?(笑)」
関口「してないわ(笑)。最年長なのにこうやっていじられるのはずっと変わりませんね。多分これからもずっとこのキャラです」
中務裕太(以下、中務)「僕は、やっと普通の人になりました。デビューしたときは、インナーを2枚着て、靴下を2、3枚重ねたり、膝パットつけたりしないとムズムズしていたんですが、洋服の着方も通常になりましたね」
関口「足首のリストバンドもやめたよね」
中務「うん、下着も1枚になりました」
小森「成人しました!お酒を飲めるようになったり、交友関係も広くなって、生活が結構変わりましたね。デビューしてから変わらないのは“あと何時間後には現場か”と、先のスケジュールまで考えてしまうことです」
佐野玲於(以下、佐野)「デビューのときよりマッチョになりました。事務所に入ったときは15歳で、成長期なのにも関わらずガリガリでした。僕だけじゃなくて、みんな身体つきが大人になりましたね。メンディーくんは最初からゴリラでしたけど」
関口「やめろ(笑)」
佐野「これからもマッチョをキープしていけたらなと思います。乞うご期待ということで!」
片寄「責任感が強くなったと思います。10代のころは、仕事という感覚がまだわかっていませんでした。自分たちがやりたいパフォーマンスをして、それがただ楽しかった。
だけど10年やってきて、多くの方に応援してもらえるようになって、自分たちが想像しなかった段階まで来ることができたので、責任感が強くなったかなと思います」
佐野「ところで、デビューのころ着けてた、だっさいメガネはまだ持ってるの?」
片寄「持ってないよ(笑)。目が悪くてメガネをかけているのは変わりませんね」
佐野「今は、結構いいメガネになったよね」
片寄「そうだね。前よりはそういう部分にお金をかけるようになったかな」
白濱「僕は物をアレコレ欲しいと思わなくなりました。若いときは、身につけるものを全部新しいものにしたくて、流行をずっと追いかけていたんですが、今はずっと着られるものが欲しいかなって。
アクセサリーとかだけじゃなくて、仕事においても、台本の重要な部分がわかるようになったりと、物の価値を見極められるようになりました。あとは、歳を重ねるにつれて時間が経つのが早くなってきましたね」
片寄「おじさんっぽいな」
それぞれ、デビュー当時と比べて変化が見られたが“一番変わったのは小森隼”ということで意見が一致。
小森「変わった!? 寂しいこと言わないでよ」
白濱「何てことない最年少だった隼が、今では『ヒルナンデス!』にも出てる。この業界に入ってから曜日感覚がなくなっていたけど、隼が『ヒルナンデス!』に出始めてから、曜日が分かるようになった。昨日出てたから、今日は火曜日だ!」
片寄「俺も、隼を見てゴミ出しの日を守ってるもん。メンバー全員が規則正しくなったよね」
小森「そういうの嬉しいな。これからも頑張ります!」
アツ~い今年の夏は、ヒヤリなホラー映画に挑戦
デビュー10周年を機に、日本の中心となる“新しいエンタテインメントの発信”という目標を掲げている彼ら。その中の1つとして、ホラーの巨匠・清水崇とタッグを組んだ、8月11日公開予定のホラー映画『ミンナのウタ』に挑戦。
メンバー全員が本人役を演じるという、正に“新感覚”の作品になった。
白濱「自分を演じるということで、役作りは特に必要ありませんでした。ただ、スタッフチームは、メンバー同士の呼び名など、細かい部分のすり合わせが大変そうでしたね。例えば、僕はメンディーくんって呼ぶけど、さんを付けるメンバーもいたりするんです」
関口「亜嵐くんは、ちょっと性格悪そうなキャラだったよね。まあ、いつも通りか(笑)」
小森「確かに、機嫌が悪いときはあんな感じかもしれない」
白濱「本当の僕はもう少し人あたりいいって(笑)。隼は、ラジオパーソナリティやってるから、ラジオのシーンもバッチリだったね」
小森「ラジオボタンの操作の演技では、俳優さんたちの中でもかなり上位にいるという自信があります(笑)」
中務「僕は映画の中で、“演じる”ということをしていなくて、そのままの自然体で臨みました」
小森「なに、何百作も出た大スターみたいなこと言ってんの(笑)」
片寄「あまり色々考えすぎず、できるだけ普段っぽくすることを考えて臨みました。撮影は、タイミングや少しの角度で見え方が変わるので、ワンカットにかける時間がすごく長い。そういう部分が、巨匠・清水監督ならではだなと思いましたね」
白濱「確かに外での撮影の日は、色味の調整がすごく大変だった。スタンバイ時間も長かったよね」
関口「あ~そうだったかも」
白濱「え、出てるよね(笑)?別の意味で怖いよ」
“一番怖かったシーン”として、全員が納得したのは、中務がとある人物と対峙する場面。
中務「自分のシーンだから、内容を知っているはずなのに、映画を見ているときも怖かった。相手の方のホラーの引き出しが豊富で、アドリブをやってくださる方だったので、“さっきと違う芝居してきたぞ”と毎回新鮮な怖さがありましたね」
佐野「僕はさなの人間性が怖かったです。物語を紐解いていくと、さなの人生や性格が分かっていくんですが、ホラーとは別の意味で怖いですね。人間的な怖さもある映画だと思います」
撮影期間中は“あるもの”が怖かったというメンバーたち。
関口「僕、アレクサを使っているんですが、目覚ましをセットしようと思ったら“平日も同じように繰り返しますか”って何回も何回もリピートしてしまったときがあって。映画にも“リピート”のシーンがあるので、リンクして怖かったです」
佐野「僕もアレクサで怖いことがありました。撮影期間中、クタクタで家に帰って、疲れていたので“アレクサ、6時に目覚ましかけて”って、蚊の鳴くような声で言った日があったんです。
後から知ったんですが、アレクサって小声で話しかけると小声で返してくる機能があるんですよ。でも、その時は知らなくて(笑)。いつもと違う小声で“わかりました”って返事があって“なんだお前!その声!”ってビビりすぎて起きちゃいました(笑)」
ホラー映画の撮影ということで、プライベートでも怖さを感じていた。中にはこんなエピソードも……。
小森「撮影中、不思議な現象がありました。エレベーターを使うシーンで、本番になると急に誰もいないフロアにエレベーターが動いて行くんです。かなり怖かったけれど、まだプロデューサーの仕掛けたドッキリだと思ってるんですよ(笑)」
佐野「僕はかなり怖がりなので。帰りの夜道を歩くときはやっぱり怖かった。ただ、実はホラーだけじゃなくて、基本的に大きい音がニガテ。だからライブの演出音も結構怖いんですよね」
片寄「おい、本業なのに(笑)」
白濱「僕は全然ホラーは平気。むしろ大好きで、YouTubeでも、心霊動画をめちゃくちゃ見てます」
関口「僕は、ホラー映画は大丈夫だけど、心霊スポットとかは無理ですね」
佐野「心霊スポットは平気」
白濱「珍しいパターンだな(笑)」
“見に行きたいけどホラーがニガテ”なファン、“ホラー好き”ファンへのそれぞれのおすすめの楽しみ方を聞いてみた。
関口「ホラー映画を見慣れていない人は、ずっと緊張感を持って見てしまうと思うんですが、マキタスポーツさんが良い意味で肩の力を抜いて見れるシーンを作ってくださっています。 マキタさんが出てきたら1度息継ぎをして、最後まで見てもらえればと思います!」
小森「劇中で、GENERATIONSの曲が何度もかかるんですけど、ジェネ主演だから無理やりBGMを入れているみたいな感じでは決してなくて、違和感なく作品の中で繋がっているんです。ホラーは怖いからあまり見ないけど、ジェネが出てるから見に行ってみようかなっていう方たちでも溶け込めると思います」
片寄「どうしても怖かったら、心の中で“エンタテインメントだ!”って念じて。めちゃくちゃいいものができたと思うので、ぜひ見て欲しいです」
白濱「この映画にはジワジワと迫りくる怖さがあります。僕は、2000年代くらいの“ザ・ジャパニーズホラー”が大好きなので、そういった作品に自分が出られて嬉しい。ジメジメしていて、日本伝統の恐怖が復活しています。“さな”は貞子に次ぐニューヒロイン。『呪怨』ファンにはぜひ見ていただきたい作品です」
この夏、GENERATIONSは、ヒヤリとする作品を届けてくれるが、“10周年おめでとう”というアツい気持ちで見にいきたい!
GENERATIONSに3つの質問!
最近怖いこと/ときは?
片寄「年々、時間の流れが早くなっていること」
佐野「家で虫を見つけてしまったとき」
小森「自分の散財癖が本当に怖いです(笑)」
中務「筋トレを積み重ねて得た筋肉がなくなるのを想像するとき」
関口「占いチェックを忘れても、知らぬ間に開運の行動をとっているとき」
白濱「パソコンが壊れてデータが飛ばないかが怖い」
悩んでいる人がいたらどうする?
片寄「解決するかわからないけど、意見は伝えるかな」
佐野「励まして、スカッと元気を出してもらう」
小森「なんでもない時間を一緒に過ごす」
中務「人に干渉しすぎない自分ルールがあるので、そっと励まします」
関口「ただただ話を聞きます」
白濱「僕みたいな根暗なアドバイスは刺さらないので、パワーで励ます」
今後の目標は?
片寄「舞台にも挑戦してみたいです!」
佐野「アクション作品や殺人犯などのダークな役柄」
小森「運転免許とコーヒーマイスターの資格を取りたいです」
中務「女の子のグループのプロデュース」
関口「GENERATIONSの音楽フェスを開きたいです!」
白濱「海外ツアー。海外の雰囲気をライブを通して感じたい」
(C)2023『ミンナのウタ』製作委員会
【佐野玲於】 ジャケット¥88,000、パンツ¥49,560/アーネイ(ジョワイユ) その他スタイリスト私物
【関口メンディー】 シャツ¥59,400/アーネイ(ジョワイユ) その他スタイリスト私物
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