元ジャニーズ事務所副社長で、今年3月に新会社「TOBE」を立ち上げた滝沢秀明氏。現在、SNSを駆使して日常的にファンに向けた発信を行っているが、ネット上では、ある発言に“ドン引き”の声が上がっている。
滝沢氏は7月31日にTikTokライブを実施。「TOBE」の今後について、「言えることも言えないこともあるけど、間違いなく一歩、二歩、TOBEは進んでおります」と語っていた。
「恥ずかしくないの?」
「さらに、滝沢氏はTOBE所属アーティストたちの海外進出を目論んでいるようで、『基本的に、すべての配信プラットフォームで(楽曲配信を)やる』と宣言。プラットフォーム上のランキングに入れば、世界中で楽曲が聴かれるようになると持論を展開し、『皆さんの努力が世界に届く』『俺らも頑張ってやっていますので、みんなで一緒に聴きましょう』と、ファンに楽曲を聴くように呼びかけたのでした」(芸能ライター)
その上で滝沢氏は、楽曲が配信された際にどのプラットフォームで聴くかを「8月の1週目までに決めておいてほしい」とコメント。同週にリリースがあるわけではないとも話していたが、近日中に動きがあることを匂わせていた。
「さらに滝沢氏は、ランキング上位に入れるための具体的な策を提案。『たとえば、家族全員の携帯(を使って聴く)』『寝ている間にエンドレスリピートで聴けるものがあるんですね。一回聴いたら1ポイントだから。寝ている間も夢の中で聴いてるから、それはズルくありません』と、多数の端末を使って楽曲を再生し続ける方法について明かしたのです。『再生数を伸ばしてねとは言いづらいから。そこは察してください』と冗談混じりに語っていました」(前出・芸能ライター)
実際には、「(この方法は)ダメよ」と一言付け加えていたものの、滝沢氏の発言はネット上で物議を醸すことに。
「ファンが自発的にやるならまだしも、事務所の社長がこれを言うのはヤバいし怖い」「たとえTOBEがランキングで上位になっても、『ファンが家族の端末使って1日中リピートしてるからね』って言われるんだよ? 恥ずかしくないの?」
「こんなやり方で再生数を稼いでランキング上位になっても、タレントやファンが喜ぶわけない」
などと、批判的な声が続出している。
滝沢と真逆の意見をするキンプリ2人
「一部のファンが端末を複数用意し、同じ楽曲を何度も再生してランキング入りさせる行為は、かねてより音楽業界で問題視されています。とある配信プラットフォームでは、一定数以上再生した人が特典に応募できるキャンペーンを行ったために、一般的には名前の知られていないアーティストがランキング1位になる現象がしばしば発生。
この事態を受け、昨年4月にビルボードジャパンは『一部サービスにおける施策によって、再生回数が市場全体の平均バランスから大きく乖離』しているとして、チャートの集計方法を変更したのです。滝沢氏の今回の発言は、業界関係者から白い目で見られているかもしれませんね」(音楽ライター)
なお、滝沢氏は今月16日にも、TikTok配信でファンに向けて「元気よく、優しい気持ちで、人を想えること、そして一緒に歯を食いしばれること」などと“マナー”を説いていた。しかし、一部ネット上では「なんでファンが歯を食いしばらなきゃいけないんだよ」「ファンに求めすぎじゃない?」などと、疑問の声が上がったのだった。
そんなTOBEには元King&Princeの平野紫耀、神宮寺勇太が所属しているが、現在もジャニーズに所属する同グループの永瀬廉と高橋海人は、滝沢氏と真逆の発言をしていた。
「7月26日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に2人がゲスト出演した際、永瀬さんが『(King&Princeは)2人になって形は変わったけど、CDを買ってあげようとか、YouTubeの再生回数を増やそうとか思わずに、これまで通りに見守ってくれるだけでいい』と発言。高橋さんも『ファンのみんなは無理しないでほしいと思う』と、同意していました。今の滝沢氏には、2人のような“余裕”がないのかもしれませんね」(スポーツ紙記者)
TOBEのファンにとっては、社長とアーティスト、そしてファンが一丸となって盛り上げていく動きは、むしろ好ましく感じるかもしれない。しかし、外から見るとその状況は“異常”に映っているようだ。