音楽グループ「水曜日のカンパネラ」の初代ボーカルであるアーティストのコムアイが8月2日、第1子を出産したことをインスタグラムで報告。
今年5月5日には、ニュースメディアにて《コムアイ、アマゾンで出産へ パートナー太田光海が胎児の旅を映画化》のタイトルでインタビュー記事が掲載され、アマゾン先住民の村で出産、さらにその過程を映画化することを計画していると語っていた。
“映画計画”が発表された当時は《出産を舐めている》《母子の命を軽視している》《胎児のことを考えるなら、安全で清潔な場所で産みたいと思うはず》《話題性に子どもを利用している》など批判的な声が集まっていたが、ふたりはそうした声に臆することなく出産計画を続行。無事、母子ともに健康な状態で出産を終えたようだ。
奇想天外なパフォーマンス
そもそも、コムアイは「水曜日のカンパネラ」時代から奇抜な言動が話題を呼んできた。
「ステージで鹿を解体するなど、奇想天外なライブパフォーマンスが人気でした。2017年には、音楽フェスのバックヤードで撮影した、上半身を露出したニップレス姿を自身のインスタグラムに投稿。その際の《小さなおっぱいには誰にも止められない強さがあるんだ!》といった文章もあわせて話題になりました。2018年には、女優の二階堂ふみが撮り下ろしたヌード写真集も発売しています」(音楽ライター)
出産を報告したインスタグラムでは《親愛なるみなさんへ》として、《7月22日夜遅く、予定日ぴったりに赤子の頭がお腹からずるっと出てきて、ふぇー!ふぁー!と鳴いている声を聴くことができました》と投稿。応援してくれたファンに対しては《本当に本当に、みなさんが安産を祈願してくださったおかげ》《私たちの健康を気にかけてくださり、心から感謝しています》と、感謝の思いを綴った。
しかし、SNS上では彼女のある行動が物議を醸している。賛否を呼んだのは、投稿における“追伸”の部分だった。
コムアイは《写真は胎盤を薪火で焼いてもらったのを食べているところ。生も焼きもめちゃくちゃ美味しかった!》と、自らの胎盤を口にしたことを報告。添えられた写真の内容は、乳児と横たわり、串焼き肉のようなビジュアルのものを頬張る彼女の姿だった。
夫も「マジで食べた方がいい!」
「夫の太田さんもインスタグラムで《胎盤はマジで食べた方がいい!》と投稿。ふたりの行動にはかなり衝撃を受けた人も多いようで、ネット上では“ネタかと思ったらガチなのか”“そもそも本当に美味しいの?”など、さまざまな反応が寄せられています」(スポーツ紙記者)
インスタグラムのコメント欄には、《胎盤食べて元気モリモリですね》といったコメントが寄せられている。
「“胎盤食”は海外セレブが発信することもあり、産後うつの予防や産後直後の痛みの緩和、鉄分補給、美肌効果、母乳の出がよくなるなどさまざまな健康上のメリットがあると信じられていますが、どの効果にも科学的な根拠はないとされています。むしろ、細菌やウイルスによる食中毒を起こしうるリスクを考えれば、医学的に推奨できるものではありません」(医療関係者)
ツイッターでは、産婦人科医などが胎盤の経口接種について注意喚起を促すほか、ネットユーザーからも、
《胎盤食べるとか無理、怖いし気持ち悪い》
《ショックで吐き気した》
《引いた……今後はどんな奇行育児を繰り出してくるか心配》
といった声が寄せられている。さらに、一部からはこんなコメントも。
「《また変わり者演じてるよ…変人にみられたがってる》《ちょっと変わった自分が好き 人と違ったことをするのが好き 常識を壊すのが好き 神秘的なことが好き…な自分をアピールするのが大好き》など、胎盤食も自己顕示のためのアピールだとする声が寄せられています。2019年には、元祖子役タレントとして知られる女優の野村佑香さんが“生姜醤油”の味付けで同じく胎盤を食べたことをブログで明かしましたが、この際も衛生面などに関して否定的なコメントが寄せられていました。胎盤食が一般的ではない日本においては、懐疑的な意見が多く上がってしまうのも仕方のないことかもしれません」(前出・スポーツ紙記者)
出産について《何日もかかりました》《母体ってこの期間どんなボロボロなっても底力があってありえないことができてしまうんだと体感できました》と綴ったコムアイ。その発信は賛否を呼んでいるが、“母子ともに健康”なのであれば、まずは安心して祝福を送りたい。