「フジテレビは2022年6月より、港浩一新社長の体制となりました。港社長が掲げたのが、15年ぶりの“お台場冒険王”、そして4年ぶりの『FNS27時間テレビ』、これらを復活させること。この2つが肝いりの案件だったといいます」
そう語るのはキー局関係者。かつてはタモリ、ビートたけしや明石家さんま、中居正広など、錚々たる顔ぶれが番組の顔を務めてきた、フジテレビの大型特番『27時間テレビ』が7月22日から23日にかけて放送された。
フジテレビの総力戦
「4年ぶりの看板番組、さらに生放送は7年ぶり。世帯平均視聴率は6・5%。世帯、個人、コア、すべてのパートで同時間帯横並びトップとなる視聴率をマークしました。同じく4年ぶりとなった『明石家さんまのラブメイト10』にも出演したナインティナインの岡村隆史さんも、放送終了後に自身のラジオで番組を大成功だと言っていました」(テレビウォッチャー)
冒頭のキー局関係者が続ける。
「ほぼ『ごっつええ感じ』のメンバーが集結したコーナーから『FNS歌謡祭』まで、まさにフジテレビを支えるトップクリエイターたちの総力戦ともいえました。『27時間テレビ』として、もちろん総合演出は1人立っていますが、各パートごとをベテランディレクターたちが取り仕切っていました。最初から最後までずっとお笑い一本。お笑いがやりたくてフジテレビに入社した人たちが、フジテレビの“イズム”を継承するかのような構成となっていました。制作陣もみんな口をそろえて、“つくっていて楽しかった”と言っていたそうです」(キー局関係者、以下同)
“炎上”に関係者は
取り沙汰された100キロマラソンでの井上咲楽へのゴール後の対応が遅れた件に関して聞くと、
「競技性の高いマラソン企画で、しかもカメラワーク的にも、咲楽さんを追ってコメントをもらうかのような雰囲気だった。それもあって画角外からスタッフが入りづらかったのでは。たしかに、すぐに誰かスタッフが助けてあげてもよかったと言われてしまうのはわかりますが」
同じくネットで荒れたダイアン津田の“中指立て疑惑”についても、
「中指なんて立てているわけがないし、立てたと思っているテレビ局関係者は1人もいません」と一蹴。
一方で「フジテレビが昼前にゴールできることを証明したから日テレが放送時間ギリギリにまたゴールするのか見ものだ」なんて声も散見される。8月26・27日に放送される日本テレビの『24時間テレビ』が比較される形に。
「過去にはタレントの西村知美さんがチャリティーマラソンの終盤でゴール近くにワープしたなんて疑惑もありましたよね。そもそも27時間テレビのマラソンとは趣旨もコンセプトもまったく違うので、そこを比べるのもナンセンスな気はします」
なんだかんだ『サライ』は聴きたい!