各地で記録的猛暑が続く中、全国の大学生は夏休みを迎えている。学習院大学文学部日本語日本文学科4年生の愛子さまも、他の学生と同様に夏休みを満喫されていることだろう。
愛子さま、卒業論文などに意欲的
「コロナ禍の'20年4月に入学された愛子さまは、今年度から週に3回ほど大学に登校し、ようやく対面で授業を受けられるようになりました。卒業論文などに意欲的に取り組まれていると聞きます」(皇室ジャーナリスト)
天皇陛下は今年2月の誕生日会見で、愛子さまについて、「キャンパスに足を運べるようになり、これまで以上に広い経験を積んでくれれば」
と期待を寄せられた。
「大学周辺にある学生御用達の飲食店にはあまりお出かけにならないようですが、キャンパス内にある『タリーズコーヒー』で、おひとりでお茶をされることはあるそう。3年のブランクが原因なのか、やや孤立ぎみな大学生活を送られているように思います」(在学生の1人、以下同)
ひとりで行動される背景には厳しい警備体制も影響しているのかもしれない。
「愛子さまのご登校日は、警備が厳重になるので、どこの棟で授業を受けられているかすぐにわかるんです。10人弱のSPが常に目を光らせているので、じっと見ることさえもはばかられるくらい」
大学3年生までオンラインでの受講を継続されていたこともあり、在学生が距離感を抱いてしまうのも無理はない。しかし最近、キャンパスライフに変化があった。
「本格的に通学されるようになってから、愛子さまには“アイコ”というご自身と同じ名前のご学友ができたようです。
それからというもの、最近はキャンパス内で愛子さまが、ご友人と楽しそうにお話しされているお姿をよく見かけます」
大学4年生の夏、ようやく訪れた楽しいキャンパスライフを噛みしめていらっしゃるに違いない。
単独での公務は未経験の愛子さま
一方、内親王としてのお姿をお見せにならない日々が続いている。
「愛子さまは現在21歳ですが、単独での公務をいまだに経験なさっておりません。いとこである小室眞子さんは16歳で、佳子さまは19歳でそれぞれ、初の単独公務をこなされました。
また、成年皇族になった際に行うことが慣例とされてきた、伊勢神宮ご参拝のお話も聞こえてきません。現在大学4年生で、卒業論文がお忙しい時期とはいえ、この夏休みを利用して単独公務デビューや、伊勢参りへ踏み切られても良かったと思うのですが……」(宮内庁OB)
愛子さまのお出ましが成年皇族にもかかわらず少ない理由について、関東学院大学の君塚直隆教授は、こう語る。
「愛子さまは今、非常に難しいお立場にあります。現在の『皇室典範』では、ご結婚後は皇籍を離脱されますが、'21年に行われた政府の皇位継承に関する有識者会議では、『女性宮家』を創設する案が提出されました。これが容認されれば、愛子さまはご結婚後も皇室にとどまられることになります」
ただ、議論に進展は見られないという。
「皇籍を離脱するのであれば、同じ“天皇の娘”というお立場だった叔母の黒田清子さんにならい、皇室に残るのであれば、お父さまにあたる天皇陛下などにならって、公務に対する姿勢を学ばれることになります。
愛子さまは一生、皇族として過ごされるのか“民間人”となられるのかが定まらず、宙ぶらりんな状況です。誰を手本にするべきかわからない状態では公務に取り組むのも難しいのでは」(君塚教授)
徐々に進路が決まる大学4年生の夏。愛子さまの“進路”はいつ決まるのか。