「子どもたちを守る」
お互いに同じことを主張しながら、対立は深まるばかり。福原愛と江宏傑のバトルは過熱するばかりで終わりが見えない。
「福原さんは昨年の7月に、台湾から息子さんを連れて日本に帰りました。夏休みの間だけ、ということだったといいますが、江さんとの連絡を絶ち、一向に台湾へ帰さないまま。今年7月20日に東京家庭裁判所から息子を江さんのもとへ引き渡す保全命令が出されていました」(スポーツ紙記者、以下同)
7月27日、来日した江が緊急会見を開き、裁判所の命令に従うよう訴えた。
「会見に同席した大渕愛子弁護士は、何度も“誘拐”という強い言葉を使い、未成年者誘拐罪で福原さんを告訴する可能性にも触れました。それに対し、福原さん側は声明文を出して反論。記者会見自体が重大な人権侵害だと批判しました」
警察が出動する騒ぎに、2人の子は別々に暮らして
福原と江は'16年に結婚。仲睦まじい姿を見せて1男1女を授かったが、'21年に離婚。
「福原さんの“W不倫”が報じられる一方で、江さんのモラハラも原因とされました。離婚にあたっては親権が争点になり、“共同親権”という形を取ることに。日本ではどちらかが単独親権を持ちますが、この制度では元夫と元妻が平等な権利を持って育児を分担することになります」
子どもたちは江と台湾で暮らしていたが、'22年7月に福原が面会を求めて台湾に。
「空港を訪れて対面を果たしましたが、江さんは長女の引き渡しを拒否。警察が出動する騒ぎになったそうです。福原さんは長男だけを連れて日本に帰り、それからずっと姉弟は別々に暮らしています」
ここまでこじれてしまった理由のひとつに、福原の“負けず嫌いな性格”があると、彼女をよく知るスポーツ関係者は話す。
「とにかく、言い出したら絶対に引かない。試合相手だけでなく、どんなことにも負けたくない。別れた夫はもちろん、世の中の“幸せそうな女性たち”に対しても対抗心を燃やします。アスリートとしては必要な資質ですが、この性格が騒動を大きくしてしまったのかもしれません」
芸能界のお偉いさんたちに近づいて
負けず嫌いは、連れ帰った息子に好かれたいという思いにもつながった。
「福原さんは離婚成立前に260平方メートル超の高級マンションを購入。子どもたちと暮らすために、2億円近いローンを組んで手に入れました。さらに、'22年10月にも150平方メートル近い高級マンションの最上階の部屋を購入。広いルーフバルコニー付きで、こちらは1億5000万円のローンで購入しています」(スポーツ関係者、以下同)
そうまでして豪華で快適な生活環境を整えようとするのはなぜなのだろう。
「楽しい思い出ができれば“ママと一緒がいい、パパのところに帰りたくない”と思うかもしれない。そして息子さんの口からお姉さんに“ママのほうがいいから、お姉ちゃんもママのところにおいでよ”と言わせたいのかもしれませんね……」
そのためには、福原自身も生活費を稼ぐ必要がある。騒動で激減した仕事を取り戻すために、手を打っていた。
「スポーツの解説者などの仕事は、すべて白紙に。そこで思いついたのが芸能活動です。テレビ局や広告関連、芸能界のお偉いさんたちに近づき、食事などに同席。時には甘えて、時には泣いてお願いしたりと、なりふり構わず、すり寄っていたそうです。年配の人で“泣き虫愛ちゃん”を知らない人はいませんからね。愛ちゃんが成長して大人になっても、泣いてお願いされたら手を貸してあげたくなるんです」(芸能プロ関係者)
しかし、かつての好感度を取り戻すのは容易ではない。
「外国への子どもの連れ去りを禁じるハーグ条約に抵触するという指摘もあります。それもあって、今回の裁判にはハーグ条約に詳しい弁護士を代理人に立てているのかも」(前出・スポーツ紙記者)
いざとなれば国外移住も視野に入れているともいわれている。
「有力なのは中国ですね。福原さんの中国での人気は絶大ですから。きっと日本より居心地がいいのでしょう。彼女は日本向けのインスタは放置していますが、中国向けのSNSは得意の中国語で発信中。木村拓哉さんや山下智久さんの2倍以上のフォロワーを誇ります。中国には懇意にしている大企業の社長がいるのも心強い。中国がハーグ条約を締結していないことも有利です」(前出・芸能プロ関係者)
負けず嫌いの愛ちゃんは、中国で笑うのだろうか。