「ご心配、ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした」
永山絢斗被告が謝罪の言葉
6月15日に大麻取締法違反罪で逮捕され、7月7日に保釈された永山絢斗(けんと)被告。保証金300万円を納め、無精髭に白髪混じりで現れ、集まった報道陣を前に涙目で謝罪の言葉を口にした。
「6月16日の未明に、乾燥大麻1・6gあまりを所持したとして逮捕。その後、起訴されました。永山被告はすでに容疑を認めていて、“ずいぶん前からやっていた”“もうやめたいと思っていた”などと供述しているそうです。所持していた大麻が微量であったこと、初犯であることから、執行猶予付きの判決が出るというのが大方の見方です」(全国紙記者)
突然の逮捕には周囲も動揺。兄の瑛太は、
「俺は許さない。それだけですね。フォローするのどうとか関係ないですから」とコメント。
人気俳優として数多くの作品にキャスティングされていたため、その影響も大きかった。
永山被告出演の過去作品を配信停止に
「逮捕の2週間後には、永山被告の出演する映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-』の公開が控えており、製作陣は延期するかどうか頭を悩ませたそうですよ。映画は無事に公開されましたが、“大麻を容認するのか”という批判の声があったのも事実。WOWOWやNHKなどは、永山被告出演の過去作品を配信停止にしました」(スポーツ紙記者)
出演者による逮捕で、ドラマや映画を公開中止、配信停止にする対応には賛否があり、最近では“作品に罪はない”という意見から見送るケースもある。実際、近々NHKは永山被告の配信停止を解除する方針。
しかし、公開前の作品については事情が異なる。永山被告は来年1月放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』に出演予定だったが、逮捕を受け、事務所が降板を申し入れた。
「今年の5月に出演が発表されたばかりだったんですけどね。執行猶予の判決がでれば、永山被告は活動を再開し撮影に参加することもできますが、さすがにそれは局のイメージに関わりますから。すでに代役探しは終えていて、竜星涼さんに決まったと聞いています」(NHK関係者)
竜星は現在TBS系日曜劇場『VIVANT』に出演中。今年1月クールに放送されたドラマ『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)では主演を務めた。今まさにブレイク中の俳優で、NHKとの繋がりも深い。
「竜星さんは‘17年に放送されたNHK連続テレビ小説『ひよっこ』と'22年の『ちむどんどん』に出演しており、その爽やかな演技から幅広い世代からウケがいいみたい。NHKのイメージにもあっているし、安心して代役を任せられるでしょう」(テレビ誌ライター)
NHKに代役の事実について問い合わせたところ、
「代役については現在検討している段階です。決定次第、改めて発表いたします」とのことだった。
代役のプレッシャーは大きいが、竜星はドラマを光らせることはできるか。