福原愛

《思いっきり性差別で草》

《区が離婚を促進するのか》

 世田谷区の広報が公式ツイッターで参加者を募ったある“講座”が、ネット上で物議を醸している。

「世田谷区は《募集中!離婚をめぐる法律・制度活用講座》と題してツイートを投稿。講座の内容は、離婚に関するさまざまな知識を専門の講師が解説するというものですが、対象が女性に限られていることや“募集中!”という表現が疑問視されています」(スポーツ紙記者)

“離婚講座”に批判が殺到

 投稿では講座について、

《離婚を考えたときに必要な知識、法律や制度活用等を、女性の立場を深く理解する講師がお伝え!》

 とつづられている。日程は、法律編が9月9日、制度編が9月16日で、対象は2回ともに参加が可能な女性のみ。申し込みは先着制だ。

 ツイッターでは、

《シンママを増やす事業》

《なぜ行政機関が積極的に離婚を支援するのですか? ひとり親を作りたいのですか?》

《離婚へ誘導する前に、まずは夫婦関係改善を啓蒙するべきなのでは》

《女性だけってこれ明確な男女差別でしょ》

 など、批判的な声が寄せられている。背景には、このところ話題のあの人の影響もあるようで……。

福原愛の“引き渡しトラブル”

「離婚に関するトラブルといえば、最近では福原愛さんと元夫・江宏傑さんの間で起きている“子ども引き渡しトラブル”が記憶に新しい。日本では、息子の引き渡しを拒否し続けている福原さんに対して厳しい見方をしている人も多く、女性だけを対象に法律や制度の知識が伝えられる世田谷区の講座に対しては懐疑的な意見も上がっています」(前出・スポーツ紙記者)

 ことの発端は昨年7月だった。福原が夏休みの間という決まりで長男を日本に連れて帰ったものの、一向に台湾に帰国させず。江が裁判所に申し立てた結果、今年7月20日、東京家裁は息子を引き渡す判決を下した。すると江は都内で緊急会見を開き、対する福原は3000字を超える声明を発表。“共同親権”を持つ元夫婦の泥沼バトルは激化の一途を辿っている。

※写真はイメージです

 炎上騒ぎとなっている世田谷区の講座に関しては、前出の批判コメントのほか、

《福原愛のケースを考えると怖いな……》

《第二の江さんを作り出すことを推進している》

 と、“女性限定”で法律や制度が解説される講座への懸念の声が。また、そんな条件とは裏腹に問い合わせ先が「世田谷区立男女共同参画センター」となっていることも疑問視されている。

「社会全体で見ると、このようなイベントは男性向けのものも開催されているので、一概に男女差別が横行しているとは言えません。ただ、世田谷区に関しては、男性向けの講座の情報は今のところ確認されておらず、ネット上で“男女差別”という声が上がるのも仕方がないことかもしれません一方で、今の社会はそれぞれの生き方が尊重される時代。家族が離れることはもちろん悲しいことですが、家庭によって様々な事情や背景がありますから、離婚=マイナスという考えが必ずしも正しいわけじゃない。男女ともに伝えられるべきなのは前提として、法律や制度の知識が伝えられること自体は、内容さえ正しいものであれば必要とする人も多いはずです」(離婚事情に詳しいNPO法人関係者)

 正しい知識が、必要とする人に“平等に”伝わりますように――。

8月4日、世田谷区広報が投稿した講座の募集要項(公式ツイッターより)

 

8月4日、世田谷区広報が投稿した講座の案内(公式ツイッターより)

 

福原愛、会見で涙ぐむ江宏傑

 

'16年に行われた福原愛と江宏傑の結婚会見での一幕。目を合わせて笑い合っているが、今では弁護士を通じてのやりとりのみだ