8月11日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に、ジャニーズ事務所のベテラングループ・20th Century(以下、トニセン)がゲスト出演。2020年3月末をもってジャニーズから独立した中居との共演ということだけでも注目を集めていたが、トークの中で“事務所の内情”が明かされ、ネット上のジャニーズファンをザワつかせている。
トニセンは元V6の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦によるユニット。V6は岡田准一、森田剛、三宅健を含む6人で活動していたが、2021年11月に解散。同時に森田がジャニーズから独立し、今年5月には三宅も退所した。
なお、三宅は7月にアーティストプロデュース会社・TOBEへ移籍。同社は、昨年までジャニーズ事務所副社長およびジャニーズアイランド社長を兼任していた滝沢秀明氏の新会社で、三宅に続いて元King&Princeの平野紫耀と神宮寺勇太、元ジャニーズJr.内ユニット・IMPACTorsと、“元ジャニ”の合流が続々と発表されている。
中居が移籍話に斬り込むと…
「滝沢氏の電撃退所以降、ジャニーズ離脱者が続出したことで、事務所の運営に疑念を抱くネットユーザーは少なくありませんでした。一方、その滝沢氏が設立したTOBEに元ジャニーズのタレントが次々と合流するという展開には、業界内から“引き抜きにあたるのでは”といった指摘も。そのほか、近ごろはジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川さんの“性加害問題”が国内外から問題視されていることもあり、ジャニーズ関連の話題は世間を騒がせ続けています」(ワイドショースタッフ)
そんな中、11日の『金スマ』にトニセンが登場。番組MCの中居はかつてSMAPのリーダーを務めていたが、グループは2016年末に解散。現在もジャニーズに残留している元SMAPメンバーは、木村拓哉だけとなっている。
番組では、中居とトニセンの3人が酒を交わしながらトークを繰り広げ、滝沢氏からジャニーズアイランド社長を引き継いだ井ノ原は“ジャニーズJr.との関係づくり”について語る場面も。そして、話題は移籍報道へ……。
「中居さんが“滝沢のはどう思ってんの? 三宅が行ったわけでしょ”と、三宅さんのTOBE移籍について3人に斬り込みました。井ノ原さんは合流について“知らなかった”と答えた上で、“ちゃんと面倒見てやってね、とは思う”“幸せにやってくれればいいな”とコメント。ネット上のファンからは“イノッチ優しい”“泣きそうなどと感動のコメントが寄せられています」(テレビ誌ライター)
井ノ原の、思いやりに溢れた“仲間目線”の言葉。しかし、ファンの注目を集めたのは心温まるエピソードだけではなかった。
「トニセンは今年1月から2月にかけて全国ツアーを開催し、6月にはアルバムも発売していますが、坂本さんによると、V6が解散した際に“トニセンの活動をどうしていくのか”という話し合いがまったく設けられていなかったそうです。番組では、“V6は解散するものの、トニセンは活動を継続するという方向性を、メンバー自身でさえニュースで見て知った”という衝撃のエピソードが明かされました。井ノ原さんも“事務所の文面で知って”“事務所は、どうせあの人たちやるでしょ、みたいな感じだったと思う”と内情をぶっちゃけました」(同・テレビ誌ライター)
SMAP、嵐、キンプリファンも反応
この告白に対し、ネット上では、
《トニセンはV6解散後も活動することについて、本人達は何にも話し合ってなかったのに、事務所が勝手に『あの人たちはどうせやるでしょ』ってリリースしてたっていうのなかなかの衝撃だったんだが》
《本人確認なく勝手に発表とか 事務所えぐいって》
《自分達の私欲の為に勝手に決め進めていく事務所って……》
と、ジャニーズ事務所の姿勢を批判する声が。また、SMAPの解散や嵐の活動休止、キンプリの分裂騒動を通して事務所に不信感を抱いていたジャニーズファンからも、
《SMAPの時から本人達の意思なんて尊重してもらえなかったなあ》
《事務所の方針でグループの存続や解散が決まることもあるってこと…? さすがにそれは怖くないか 嵐は嵐5人の意思で今後決められますように》
《トニセンのレベルで本人たち事後承諾なんだからキンプリちゃんが納得いく話し合いできてたとは思えないよね》
といった否定的な書き込みや心配のコメントも寄せられている。
「トニセンに関しては『金スマ』出演後の8月13日、東京・渋谷で11月から『喫茶二十世紀』をオープンさせると発表があり、その準備は“2021年夏”から進められていたということも伝えられましたから、《だったら事務所はトニセンの活動継続するやろってなるよ》と、現在では、当時の対応に納得するファンの声も散見されます。とはいえ、ほかのグループの解散や活動休止、分裂のこともありましたから、事務所とタレントの関係性を心配してしまうファンは未だに少なくないようです」(レコード会社関係者)
現在ジャニーズに所属するタレントと、そんな彼らを応援するファンが、どちらも安心できるような運営に期待したいものだ。