東京ギフトパレット内の売店『プレシャスデリ東京』では、新幹線のりば、いや駅改札にも入らず噂のアイスをゲットできる!

 あのカッチカチのアイスが一時、姿を消した─。

『#シンカンセンスゴイカタイアイス』として広く愛され、そのカタさゆえ専用スプーンまで販売されている『スジャータアイスクリーム』が一時、在庫切れの事態に陥っていたのだ(現在は購入可能)。

 その理由とされているのが“今年10月末をもって、東海道新幹線はワゴン販売を終了する”という悲報。空調の効いた快適な新幹線の中でパーサーを呼び止め、カタいアイスにスプーンを突き立てるあの愉悦のひととき……それが叶わなくなる日の訪れを知った乗客たちによる購入ラッシュが、今回の品薄の原因だと囁かれている。

新幹線内では手に入らなくなる?

 あまり知られてはいないが現在、かのアイスは車内販売以外でも駅の一部売店、もしくは東京駅の東海道新幹線ホーム(14、15番線2号車付近と16、17番線6号車付近)に設置されたスジャータアイス専用自販機でも購入可能だ。また、東京駅八重洲北口正面・東京ギフトパレット内の売店『プレシャスデリ東京』では駅に入場しなくても、容易くアイスが手に入る。

 ワゴン販売が終了した後も、気軽に購入することができるなら新幹線に持ち込むこともできよう。そこまで事態は深刻でないのか……? ジェイアール東海パッセンジャーズの担当者に詳しい話を聞くことにした。

「ご安心ください! ワゴン販売終了後も、東海道新幹線グリーン車をご利用のお客様向け『モバイルオーダーサービス』においては、引き続きアイスクリームを販売します。車内での保冷方法は変わらないため、これまでどおりのカタ~い状態でのお届けとさせていただきます」

自販機でも“カタい”?

 あの至福の時間が、ワゴン販売終了後にももたらされると約束された。しかし、それは新幹線グリーン車の乗客のみのモバイルオーダー制。つまり、一部の“特権階級”のための特別な味わいとなってしまうのではないか。

「それ以外の売店、東京駅新幹線ホームの自販機の販売も継続となる予定です。また現在、自販機の設置は東京駅のみとなっていますが、今後は『のぞみ』停車駅全駅での設置も検討されています

 自由席、指定席の利用者も手に入れられるならありがたい。が、ひとつ気になるのは、そのカタさのほどだ。

「車内販売では徹底した温度管理のもと、ドライアイスを用いて保冷をしています。自販機では車内販売ほどまでカタい状態ではないですが、十分においしく召し上がれると思います

新幹線車内

 さらなるカタい状態で食べた~い!という人には?

「JR東海の公式通販『JRCPオンラインショップ』でお取り寄せいただけますよ。ドライアイスで保冷し、なるべく車内販売のカタさに近づけてお届けしています」

 カチカチの状態で自宅に届けるという贅沢な裏技もあるという。まさに天恵だ──。

 だが、座席にいながら片手を上げるだけであのスゴイカタイアイスを手に入れる喜び……こればかりは10月までに味わい尽くさねばなるまい。駅売店や自販機で購入し、座席で味わうに至るまでには、その愛すべきカタさがやわらいでしまうからだ。真の#シンカンセンスゴイカタイアイスを味わえるのはあと少し。それまでは品薄になったとしても、庶民のお楽しみを許してほしい。

そのカタさが広く愛されているスジャータアイスクリーム(バニラ)価格 ¥340(ジェイアール東海パッセンジャーズHPより)

 

東京ギフトパレット内の売店『プレシャスデリ東京』では、新幹線のりば、いや駅改札にも入らず噂のアイスをゲットできる!

 

そのカタさが広く愛されているスジャータアイスクリームには「ずんだ味」も 価格 ¥340(ジェイアール東海パッセンジャーズHPより)

 

そのカタさが広く愛されているスジャータアイスクリームには「ベルギーチョコレート味」も 価格 ¥340(ジェイアール東海パッセンジャーズHPより)