《だからテレビ離れが進むんだよ》
《やっぱり、違和感満載だったもんなあ》
テレビ朝日の番組で発表された“ランキング”が、ネット上で物議を醸している。
騒動となっているのは、8月24日に放送された『林修の今知りたいでしょ!』2時間スペシャルでの企画。番組では、現役東大生300人に「読むと頭が良くなると思う漫画は何ですか?」というアンケートを実施し、上がってきた漫画の中から上位30作品を“東大生の激推しコメント”とともに発表した。
“不正疑惑”が噴出
しかし、このランキングをめぐって、ネット上である疑惑が浮上しているという。
「一部ネットユーザーの間で、番組が東大生に向けて実施したアンケートの内容が流出しました。もう放送は終了していますから“ネタバレ”のような問題はないのですが、その内容が“不正では?”と話題になってしまっているんです」(制作会社関係者、以下同)
いったい、何が問題視されているのか。
「出回っているデータによると、アンケートは自由回答ではなく、“番組側から指定された34作品の中から5つを選んで回答する”というものだったとのこと。放送では“上位30作品”として紹介されましたが、そもそも候補が34作品に絞られていたなら、ランキングを見て受ける印象はかなり変わってくるでしょう」
さらに、こんな話も。
「アンケート内容をネット上に投稿したのは東大生として調査に参加したというネットユーザーでしたが、そのユーザー曰く“選択肢を無視して回答したら、回答自体が無視された”“回答者は一部のサークルに所属している東大生のみだったので、内容に偏りがある”とのこと。これに対し、ネット上では《テレ朝は何がしたかったんだ》など、辛辣な意見が寄せられています」
「酷い誘導尋問」
流出しているデータを確認してみると、確かに《次の候補の中から、順位をつけて5つ選んでいただきたく思います》という文章とともに、34作品のリストが掲載されている。
ネット上では、
《医龍とかドラゴン桜がランクインしてないのおかしいと思った》
《34候補でベスト30って…》
《これは酷い誘導尋問、不正と言われても仕方ない》
《そもそも本当に東大生が答えてるかも怪しい》
と、批判的な意見が殺到している。
出回っている情報がすべて事実ならば、番組の信用にも関わる騒動。確認のためテレビ朝日に問い合わせたところ、以下の返答があった。
《当番組では自由回答を含めて段階的な調査を経てランキングを作成しています。なお、調査対象は一部サークルなどに偏りがないよう広くご回答頂いております》
ランキングの作成においては、流出したアンケート以外にも調査を行っており、その調査には自由回答形式のものも含まれていたという。
「自由回答の形式から調査を始め、だんだんと作品を絞り込んでいったということなら“不正”には当たらないでしょうが、流出しているアンケートだけを受けた東大生からしたら“なんだこの企画は”と思われても仕方がない内容かもしれませんね。34作品の候補にはテレビ朝日の看板アニメである『ドラえもん』が含まれていましたが、これが30位に入らずランク外となっていることも、ネット上では“ざまあ”と皮肉られてしまっています」(前出・制作会社関係者)
視聴者が本当に「今知りたい」のは……?