8月28日、京都府警西京署は女子中学生2人のわいせつな動画を撮影したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、同府久御山町教育委員会生涯学習応援課の栗原駿(たかし)容疑者(29)を再逮捕した。
「栗原容疑者は、2022年12月29日に京都府中京区市内のカラオケ店で、当時13歳の女子中学生2人のわいせつな動画をスマートフォンで撮影しました。容疑者はツイッターを通じて女子中学生らと知り合い、未成年であることをわかっていたうえで犯行に及んだそうです」(全国紙社会部記者)
久御山町教育委員会が公式HPで謝罪
栗原容疑者は容疑を認めているようだが、SNSでは驚きの声が挙がっている。
《教育委員会がやっちゃダメよね…誰がやってもダメなんだけど》
《自制心はないのか? なにを教育したかったんだ? カラオケの個室って、せめてホテル行け》
《子供に教える職業の人の中に、ごく稀にこういう輩いるな》
などと、容疑者の職場が「教育委員会」ということで話題に。
8月17日の逮捕時には、久御山町教育委員会が公式HPで、
《本日、本町教育委員会生涯学習応援課会計年度任用職員(スポーツ協会勤務)が児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律関係の容疑で逮捕されました。職員が逮捕されたことにつきましては、住民の皆様の信頼を著しく失墜する行為であり、心からお詫び申し上げます》
などと謝罪していた。
今回の再逮捕について、どのような反応があったか。
御山町教育委員会生涯学習応援課の担当者に話を聞いてみた。
未成年の子どもたちと関わる機会があったのか
「この度はご迷惑とご心配をおかけしまして申し訳ございませんでした。再逮捕につきましても、近隣住民の方から、心配するお電話をいただいております」
とのこと。
栗原容疑者については、
「非常勤で勤務しておりました。業務についても真面目に取り組んでいました。スポーツ関連の業務をしていたこともあり、明るく、溌剌とした印象でした」(久御山町職員、以下同)
容疑者が勤務していた「生涯学習応援課」で、未成年の子どもたちと関わる機会があったのか聞いてみると……。
「少なかったと思います。該当の課は、世間の教育委員会のイメージとは少し違う“社会教育”を担当する課です。教育委員会は“学校教育”と“社会教育”の2つの分野を担っています。“学校教育”では小中学校の授業などを扱い、“社会教育”では子どもからお年寄りまで年齢を問わず、スポーツなどの文化活動を担当します」
栗原容疑者は、その中でもスポーツ協会に勤務していたという。
「競技大会の申し込み、マラソン大会の事務局、スポーツ振興のための企画などを行っていました。その中で未成年との接触はゼロとは言い切れませんが、あくまで裏方として専念していました」
とはいえ、教育者であってもなくても、犯した罪の重さは変わらない。