「50歳を過ぎて分別がないにも程がある。被害女児とは金銭の授受こそなかったとみられているが、好意が本気であろうとなかろうと許されない行為であることはわかっていたはず」
と全国紙社会部記者はバッサリ。
この不埒な中年男が千葉県警に逮捕されたのは9月4日。県内に住む小学生の10代女児にみだらな行為をし、わいせつな動画を撮影したとされる同県四街道市の自営業・古江幸一容疑者(51)だ。
同県警によると、2022年12月27日午前10時24分から同日午後5時6分にかけての犯行だった。
前出の記者が続ける。
「娘が私より年上の男と交際している」
「被害女児が13歳未満と知りながら、ひとり暮らしをする自宅で性的暴行を加え、陰部を露出したポーズを取らせてスマホで動画撮影するなどした強制性交と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑い。犯行時点の改正前刑法が適用される。もっとも、今年7月13日に施行された改正刑法では、性的行為を自己判断できるとみなす性交同意年齢を13歳から16歳に引き上げており、仮に改正法施行後の犯行だったとしても罪に問われることに変わりはない。あきれるのはその言い分だ」
古江容疑者は警察の取り調べに対し、犯行の事実を認めた上で、
「女児と交際していると思っていた。好きだったから性欲を抑える気持ちはなかった」
などと話しているという。
今年2月、女児の母親が「娘が私より年上の男と交際しているようだ」と警察に相談したのが捜査の端緒となった。
「容疑者が被害女児と知り合ったのはスマホのアプリ。容疑者のほうから自宅に誘っており、撮影した動画は容疑者のスマホに保存されていた。現時点で動画を販売などする目的だった疑いは出ていない」(捜査関係者)
個人的な観賞用に撮影したのだとしても、それはそれで気持ち悪い。
犯行現場となった容疑者宅は築十数年の賃貸アパート。最寄り駅からバスが走っているが、歩くと約30分かかる。
男性住人はこう話す。
「いわゆるワンルームなのでほとんどの部屋がひとり暮らし。家賃が5万円前後と安価なのが魅力で、住人の入れ替わりが激しく互いに干渉することはない。子育て世帯は見当たらないので、小学生が来れば目立つはずだが、まったく気づかなかった」
アパート近くには小学生の通学路がある。
子育てをする近所の30代女性は、
「そういう男が近くにいたなんて怖い。イヤらしい目で子どもを見るなんて同じ親としてゾッとします。おぞましいのひと言です」
と眉をひそめる。
目を合わせようともしない人
容疑者は人目の届かない自室で女児の心身を傷つけた。別の男性住人が振り返る。
「容疑者とすれ違ったことがあるけど、おとなしそうな人で挨拶もしないし、目を合わせようともしなかった。驚いたのは50代という事実。スタイルがよくて、どう見ても30代くらいにしか見えなかった。寂しい生活を送っていたのかもしれないが、小学生を好きになるなんてどうかしてるよね」
40歳近く年上なのに、小学生と対等な恋愛ができるはずがない。交際関係にあったというのは思い込みにすぎず、罪の意識から逃れたいだけの言い訳にしか聞こえない。
法務省のホームページによると、法律上、13歳未満は「行為の性的意味を認識する能力」さえ備わっていないと考えられている。つまり、妄言もいいところ。冷静になって自分の行動を見つめ直してもらいたい。