9月30日から男子の『ワールドカップバレー2023』が始まる。日本はプールBで8チーム中、上位2チームに入れば来年のパリ五輪の出場切符をつかめる。
頼れるエース若手のレベルアップ!
「男子バレーは長い不遇の時代を経て、7月に『ネーションズリーグ』で銅メダルを獲得したとおり、世界と対等に渡り合えるようになりました。現在、世界ランキングは5位(※)です」※9月13日時点
とは、バレーボールに精通する芸人・平野ノラ。
「プールBで格上はアメリカだけ。五輪切符の獲得に死角はないと思います。スター選手ぞろいのこのチームだったら、来年のパリ五輪でメダルを取れる可能性も高いです!」(平野ノラ、以下同)
注目は、やっぱりエース・石川祐希。
「まさにバレーをやるために生まれてきた人。状況判断能力が非常に高く、巧みな頭脳プレーが光ります。若いうちからイタリアのセリエAでストイックにバレーに打ち込んできた、世界レベルの選手です。またチームの精神的支柱でもあります」
これまでは“石川頼み”の部分もあったが、今やそうではない。
「役者ぞろいです。高橋藍選手(※)は見るたびにうまくなっています。その安定感と落ち着きはベテランの域。とても22歳とは思えない(笑)
攻守で活躍するオールラウンダーで、バレー人気を広める意識も高く、SNSでの発信も活発。日本はもちろん、海外でもすごい人気です。インスタでも魅力満載です!」
※高橋藍選手の「高」は「はしごだか」
3人目の注目株は、高いジャンプ力を誇る西田有志。最高到達点は、なんと3m50cm。
「彼のサーブは“まるでボウリング玉のよう”と言った選手がいるほど重い。そのうえ、巧みにコースを分けて打つから、誰も取りたくないはず(笑)
西田選手が大活躍すると、チームはすごく盛り上がります。今年2月に女子バレーの古賀紗理那選手と結婚。年下の西田選手からのアプローチだったところも、いいですよね(笑)」
そんな西田と同ポジションで切磋琢磨する宮浦健人は成長著しい。
「ネーションズリーグでその存在を知らしめました!普段はクールな選手なのですが、コートでは感情を大爆発させていて。そのギャップにも目を見張りました。
身体のしなやかさを生かしたダイナミックなプレースタイルで、今大会でもいい仕事をしてくれるはずです」
関田誠大は、平野と同じ小学生バレーのクラブチーム(東金町ビーバーズ)の出身。
「後輩なので“でかした!”と思っています(笑)。セッターはアタッカーほど目立たないけど、すごく重要なポジション。強いチームには有能なセッターが不可欠!
関田選手は、今どこに上げれば決まるかを瞬時に判断できる。いぶし銀の技でチームを支えています」
北京五輪('08年)以来となる自力での五輪出場。そんな歓喜に沸くイケメンたちが見たい。
みんなが大好きだった歴代バレーイケメン
川合俊一
元祖“バレーボール界のプリンス”。
「カッコよくて、有言実行の男! 空前の黄色い声援の嵐に。長きに渡ってバレー界に貢献し、今は日本バレーボール協会の会長!」
中垣内祐一
「ファンレターが連日1000通以上届くなど“ガイチ”の瞬間的人気は歴代ナンバーワンではないですか?」。
'21年の東京五輪では代表監督を務めた。
朝日健太郎
「“日本のライジングサン”と言われ、ブロック技術は見事でしたね。バリバリの主力だったのに、ビーチバレーに転向されたときはすごく驚きました」
現在は参議院議員。
西村晃一
「アタッカーとしても活躍しましたが、全日本ではリベロ。攻守ともにレベルが高い選手でした。引退後はジムや飲食店などの経営のほか、実業家として成功されています」
山本隆弘
“世界が認めた日本の大砲”と呼ばれた。「学生時代から知っていますが、とにかくモテました。サウスポーの逆回転サーブはすごかったです」
越川優
「川合さん以来、ひさびさの“プリンスオブ日本バレー”。色白でひたすらさわやかな王子様でしたね」。昨年、現役を引退
柳田将洋
現在も日本代表Bチームで活躍中。「さわやかなベビーフェイス、そして経験と知識に裏打ちされた実力の持ち主です。A代表への返り咲きを期待しています」