年内でタレントとしての活動に終止符を打ち、社長業に専念することを発表した、ジャニーズ事務所の新社長・東山紀之。ジャニー喜多川氏による性被害者救済と賠償、事務所の立て直しにどんな手腕を発揮してくれるのか期待したいところだが、就任を発表して以降、社長としての資質を問われたり、ジャニー氏と同じようにセクハラしていた、後輩いじめもあったのではないか、といった彼本人への厳しい追及が続いている。
さらに、こんな昔の噂も蒸し返されることに。東山が前社長・藤島ジュリー景子氏とかつて恋人同士であったという過去の報道だ。東山といえば、渋谷のスクランブル交差点を歩いているときに、彼を見つけて車から降りてきたジャニー喜多川に声を掛けられて事務所に入ったというのは有名な話。所属タレントで社長自らスカウトしたケースは珍しいというが、それだけジャニー氏が彼を気に入っていて、ほかのタレントと比べて特別感があることがわかる。ふたりが交際しているという噂が出たのが1985年のことだった。
メリーさんが周囲に語っていたこと
「当時ジュリー氏はまだ大学生でしたが、ジャニーズ事務所に出入りしていて、少年隊や光GENJIのスタイリングやマネジメントなどもしておりました。仕事で東山さんと接している時間も長く、そんなことから二人が交際しているという噂が流れ始めました。
当時、ジャニーズ事務所の副社長でジュリーさんの母親・メリー喜多川さんが『東山と娘が付き合っていて困っちゃう。反対すると家出しかねないから』と周囲にこぼしていたという報道もありました。しかしながら二人のデート現場が撮られたり、目撃情報が出たり、交際を示す何か具体的な“証拠”が示されることがなく、そのうち噂は立ち消えました」(スポーツ紙記者)
報道では、相思相愛の交際ではなく、どちらかといえばジュリー氏の方が熱を上げていたということだったが、当時のジャニーズをよく知る芸能レポーターの話では、
「メリーさんがヒガシさんのことを気に入っていて、マッチさんが長男、彼が次男みたいな感じでしたね。所属タレントの中でもマッチさんは別格でしたが、ヒガシさんも相当可愛がられていて、少年隊の他の2人とは待遇が違っていたと聞いています。メリーさんはこの2人のうちどちらかを娘と結婚させて、会社を継がせたいと考えていたようですが、マッチさんはいろいろ浮名を流していましたし、そのころカーレースに夢中になっていましたから。
それでヒガシさんに白羽の矢が、というわけですが。ヒガシにもそんな(ジュリー氏と結婚する)気がないというのは、当時芸能マスコミの連中はみんな知っていましたよ。メリーさんが周囲に触れ回っていたという報道も、既成事実を作ろうとしていたからじゃないかと、もっぱら噂されていましたね」
本当に交際があったか、ないのか──2010年に東山が女優の木村佳乃と結婚、今では明かされることはないのかもしれない。そんなヒガシとジュリー氏、現在の関係は? 芸能ジャーナリストの佐々木博之氏によれば、
「ジュリーさんと東山さんは14歳のときに出会い、幼馴染のような関係でもあったようです。現在、ジャニーズ事務所に残る最年長者でもある東山さんのことは信頼しているようで、“唯一の相談相手”ともいえる存在でもあると聞きます」
創立以来、最大の受難を迎えているジャニーズ事務所。10月2日には社名変更会見が開かれることがすでに決まっている。トップふたりが出す結論は……。