木村拓哉

《まるで他人事 かっこ悪すぎる》

《このままだと変なおじさん》

木村拓哉の行く末は…

 SNS上で辛辣な言葉を投げかけられている木村拓哉。ジャニーズ事務所が性加害を認め、謝罪した9月7日の会見後には、

《show must go on!》

 と、インスタグラムに“キメ顔”で投稿。また10月2日の2回目の会見後には、

《「一歩ずつ、前に!」 PEACE!! STAY SAFE! 拓哉》

 という言葉を残した。彼のこの行動に対して、ファンを含めた一般人から上がった声が冒頭のコメントだった。

 この先、ジャニーズ事務所の名前がSMILE-UP.に変わり、タレントたちの受け皿として、エージェント契約を前提にした新会社が設立される。《新たに設立する会社とのエージェント契約も準備が出来次第締結する予定》(ジャニーズ事務所公式サイトより)の一方で、以前に設立した個人事務所での独立説も報じられている木村。

 思い返せばSMAP解散騒動のとき、メンバー全員で退所することを翻意したと報じられ“裏切り者”とファンから呼ばれたこともあった。

キムタクに裏切り者のイメージが定着か

「そのときのイメージが、まだ払拭されていないのだと思います」

 こう話すのは、芸能評論家の宝泉薫さん。

「2022年の『ぎふ信長まつり』に彼が織田信長の扮装で登場した際は、46万人が集まりました。さすがキムタクだと、その集客力と人気の高さが話題になりましたが、あれは有名人に対する、不特定多数的な人気ですよね。

 今回の騒動で彼にクレームを入れているのは、ジャニーズやSMAPに思い入れのある層だと思います。木村さんにとっていちばんいい対処法は、黙っていることでしょう」(宝泉さん、以下同)

 沈黙し続けたとしても、

「大炎上はしなかったと思います。1回目の会見の後にアップした《show must go on!》は、彼を事務所寄りの人間として叩きたい人には、最高の“燃料”になってしまったのかなと(笑)。

 でも彼はまだ、事務所を擁護するのかどうか、立場を明確にしていないんですよ。ジャニー氏の言葉というより、好きな言葉をアップしたという感覚なのかもしれません」

 インスタに上げた言葉には、木村の信条のようなものが透けて見えるという。

「今の時代、世間の流れに同調する人が多いですが、おそらく木村さんはそういうことをやりたくないタイプ。“同調するのはカッコ悪い”という気持ちだけであの言葉を上げたのに、なんでここまで言われなければならないの?と思っているのでは」

大スター故の炎上か

 ファンたちからは「空気が読めない」などと叩かれた木村だが、

「ひと言だけでここまで炎上させるのは、さすがキムタク、というところじゃないですか。'80年代後半から、事務所が大きくなるのと同時に、“キムタク”という名前も大きくなりました。今や、ジャニーズ=キムタクといえるくらい事務所の中心にいた存在です。今の時代には稀有な“大スター”ですから」

 しかし、そのスターも決断を迫られている。新会社とエージェント契約するにせよ、退所するにせよ、彼は叩かれると思う、と宝泉さんは話しつつ、

最善手はエージェント契約で新会社に残り、ジャニーズへの逆風下でも自分の名前でどれくらいできるかを測ることでしょう。事務所としても、退所者が出る中、キムタクというビッグネームを失いたくないでしょうし。ただ、これで視聴率や映画の集客が思うように伸びなかったら……。キムタクという偶像であり続けられるか、の正念場かもしれません。

 こうなると木村さんの《STAY SAFE!》という言葉が、深い意味を持っているように思えてきますね(笑)

「SMAP」の看板に続き、今や「ジャニーズ」の看板を失おうとしている木村。

 SAFEになるのは自身の未来か、事務所の未来なのかーー。

 
(左)娘のプレスクール送迎時の木村拓哉の足元(右)映画アフレコ発表時、工藤静香の足元

 

誕生日を迎えた木村拓哉の誕生日を、家族揃って祝う様子を投稿(Koki,公式インスタグラムより)

 

しれっと解禁!? 木村拓哉が中国版Twitter「微博」に載せた工藤静香とのツーショット写真

 

Koki,の細腰を抱くトト。こんなイケメンが父なんて、前世でどれほどの徳を積んだか……(Koki,のインスタグラムより)

 

会見直後の”ジャニーズイズム”「showmustgoon!」と投稿した木村(木村拓哉本人のインスタグラムより)