「結局のところ地上波に洗脳されていただけのジャニーズ空想!!実力あるアーティストは沢山いるので、代替えはいくらでも出来る!!視聴率も問題なし!!」
10月9日に放送されたTBS系音楽番組『CDTVライブ!ライブ!100回記念SP』(以下、『100回記念SP』)が、平均世帯視聴率5.0%、個人視聴率3.7%(ビデオリサーチ調べ、午後7時以降。関東地区=以下同)を記録した。
3時間半の特番として放送されたが、3回に渡って発表された出演者にジャニーズのアーティストが1組も含まれていなかったため、ファンの間では動揺の声が広がっていた。
CDTVで露骨なジャニーズ外し、ファンたちが痛烈批判
同番組に出演したのは全11組で、Tani Yuuki、flumpoolといったアーティストの他、女性アイドルグループから櫻坂46、AKB48、NMB48の3組、ボーイズグループからはオーディション『PRODUCE 101 JAPAN』出身のJO1とINI、韓流のENHYPEN、SKY-HI率いる『BMSG』所属のBE:FIRSTの4組が出演した。
「『CDTVライブ!ライブ!』は多くの回でジャニーズが出演してきました。特に、3時間半に渡るような長尺のSPではジャニーズが複数組出演するのが通例。
8月14日の4時間SPにはKing & Prince、SiXTONES、Kis-My-Ft2、亀梨和也さん(37)の4組が出演して同時間帯世帯5.5%、個人3.9%と、ジャニーズ不在の『100回記念SP』よりそれぞれ0.5%、0.2%高かったのです。
ただ、8月の4時間SPには30組近くのアーティストが集結していたのに対し、『100回記念SP』は11組のアーティストの出演にとどまり、『100回記念バズソング100選』や『応援ソング20選』といった過去のVTRの“垂れ流し時間”が長いとSNS上で不満が多く挙がっていました。
それで視聴率が誤差の範囲なら、ジャニーズがいてもいなくてもあまり変わらない、と言われてしまっても仕方ないですね」(テレビ誌編集者談)
6月5日放送の2時間の同番組放送回では、11組中5組がジャニーズで、ファンからも『ジャニーズ祭り』と呼ばれていたが、視聴率は世帯4.9%、個人3.3%。やはり、ジャニーズを多く出せば視聴率が取れる、ということでもなさそうだ。
TBSは2日、故ジャニー喜多川元社長による性加害を認めたジャニーズ事務所2回目の会見を受け、「定期的な対話を通じて、被害者の救済や二度と人権侵害を起こさないような組織体制の構築を具体的に進めるよう促して参ります」とコメント。
また、7日放送の同局『報道特集』では『ジャニーズとTBSの関係』というテーマを扱い、ジャニーズからの圧力でキャスティングを決めたり、ジャニーズ関連の不祥事についても放送自粛をしていたことを明らかにしていた。
さらに、「なぜみんなジャニーズと仕事をしたいかというと、一つは数字をとりやすいから」という証言もありつつ、「私たちテレビ局のなかでも、ようやく自らを見つめ直す動きが出てきた」、「被害者の救済がどのように進んでいくのか、きちんと見届ける必要があります」と総括していた。
今回の『100回記念SP』はこうしたTBSの反省を受けた後の放送になり、露骨なジャニーズ外しに見えるキャスティングに対しファンはSNS上で、
《まるでリンチだな!》
《CDTV、ジャニーズが1組も出ていないから1秒も見てないや》
《確実に集団いじめだな》
《CDTVジャニーズ出演なし!とか騒がれていながらめちゃくちゃ過去映像でジャニーズ使って尺と視聴率頼ろうとしてんの草》
と反発。一般層からは、
《ジャニーズだけでなく大手事務所への異常な忖度やごり押しの少ない健全な業界になってほしい》
《所属タレントには不遇で差別感あるけど、出演料とかが事務所に渡ると考えると致し方ないのかな》
《実際に人気があるジャニーズを全く出さない方が不自然》
と賛否が巻き起こった。
なお、23日放送の『CDTVライブ!ライブ』2時間SPの出演アーティスト第1弾4組が9日に発表されたが、ジャニーズは含まれていない。番組公式サイトには出演者について『...and MORE!』と表記されており、それにジャニーズファンは期待しているようだが、『100回記念SP』の視聴率と反響を受け、TBSはどのような判断を下すのだろうか。