10月5日、ジャニーズ事務所の看板は取り外されたが……

 10月5日、東京・港区にあるジャニーズ事務所本社の外壁に掲げられていた『J』のロゴマークと《Johnny&Associates》という文字看板が撤去された。

 10月17日には、ジャニーズ事務所は『SMILE-UP.(スマイルアップ)』という名称に変更されることになっている。

「『Sexy Zone』もグループ名を変えようかとメンバーで話し合っているそうです。海外に行ったときにグループ名を言うと外国人には驚かれていたそうです」(スポーツ紙記者)

 そんな中、早くも名称変更が実施されたグループがあった。

10月発売のアイドル雑誌から、早くも“ジャニーズ”という単語が外されているんです。先月号まで『ジャニーズJr.』だったのが、何の前触れもなく『Jr.』という表記になっていて。でも、《ジャニーズWEST》はそのまま。これからどんどん消されていくんだろうなっていう実感がわきました」(ジャニーズファンの主婦)

 確かに10月6日に発売された雑誌『POTATO(ポテト)』2023年11月号(ワン・パブリッシング)の表紙を見ると、亀梨和也と宮舘涼太が肩を組む写真を取り囲むように、ジャニーズのグループ名やメンバーの名前が羅列される中、これまで《ジャニーズJr.》だった“アイドル予備軍”の名称が、単に《Jr.》と《関西Jr.》と表記されている。

Jr.たちが自分たちで「ジャニーズを外して」と言ったとは思えず

 同日発売の『WiNK UP (ウインクアップ)』2023年11月号(ワニブックス)も同様で、『Aぇ! Group』が表紙を飾るが、「ジャニーズ」を外した《Jr. & 関西Jr.》と表記されていた。

「新社長になった東山紀之さんは10月2日の会見で、『関ジャニ∞』と『ジャニーズWEST』もグループ名を変えることについて“そう、聞いています”と答えていました。“ジャニーズとつくものは、すべてなくなる方向”というのは会社方針のようですが、実際にグループ名を変更するのか、新名称はどうするのかはメンバーたちの“現場任せ”にしているのでしょうね」(ワイドショースタッフ、以下同)

 ただ、『ジャニーズJr.』は特定のメンバーがいるグループではない。CDデビューを目指して先輩グループのバックダンサーを務めつつ、日々の練習に精を出す約200人の総称だ。

Jr.たちが自分たちで“ジャニーズ”を外して、今後の表紙には《Jr.》にしてとお願いしたとは思えません。おそらくジャニーズ事務所のほうからアイドル雑誌編集部に“まずはジャニーズJr.だけでも、ジャニーズという単語を取るように”といった内々の指示が入ったか、それともアイドル雑誌の編集部が未だに、そういった“忖度”を働かせてみせたのか……

 そこで『POTATO』編集部に電話をして、ジャニーズ事務所から指示があったのか、それとも編集部が独自に名称を変更したのかを問い合わせたが回答はなかった。

 雑誌だけでなく、公式グッズや印刷物、ウェブサイトからも『ジャニーズ』と名がついたすべての名称変更には、かなりの労力と影響が考えられる。ただ、それをしない限り、前代未聞の性加害問題を抱えたジャニーズ事務所が生まれ変わることはない。

 
嵐・大野智が出資しているとされるバーが投稿した絵は「ジャニー喜多川氏の肖像画では」と噂されている(バーのインスタグラムより)

 

嵐・大野智が出資しているとされるバーの投稿(バーのインスタグラムより)

 

嵐・大野智は2020年の個展でジャニー喜多川氏の肖像画を描いており、以前までは事務所のロビーに飾られていたという(ツイッターより)

 

ジャニー喜多川さんのお別れ会で“中指を立てる”かのようにもみえるポーズを撮った長瀬智也。当時からネットでは画像が拡散されていて…

 

10月2日、記者会見に出席した井ノ原快彦

 

10月2日、記者会見に出席した東山紀之