大谷翔平 共同通信イメージリンクより

 10月1日、大谷翔平がアジア人初のホームラン王を獲得した。右肘じん帯の損傷の影響で、ひと足早くシーズンを終了したものの、大谷はやっぱりやってくれた。

今シーズンは圧巻の活躍も

 今シーズンを振り返れば、まず3月のWBCでの活躍が思い出される。

 圧倒的実力、愛らしさ、チームを導く統率力など、漫画の主人公のような大谷は、日本がアメリカに勝利して優勝し、大会MVPにも選ばれると、ふだん野球を見ない層までもを虜にした。

大谷翔平 共同通信イメージリンクより

 WBC終了後すぐ、メジャーリーグのシーズンが始まった3月以降、ホームランを量産。6月には月間ホームラン15本と、松井秀喜の日本人最多記録を塗り替えた。

 毎年7月にはメジャーリーグの風物詩・オールスターが開催される。

「大谷選手は、ファンからの最多得票を得て3年連続の出場を果たしました。試合中、大谷選手が打席に立つと、開催地であるシアトルのマリナーズファンから「Come to Seattle!(シアトルに来て!)」と、“大谷コール”が送られたそうです。

 メジャーリーグの野球の観客は、日本のプロ野球とは異なり、選手個人に対して、観客全員で合わせてコールを送ったり、曲を流すという応援はあまり見られません。

 2018年には、大谷選手の応援をしていた日本人のファンが球団スタッフから注意されたこともあるほど。ましてや現地マリナーズのファンが、エンゼルス・大谷選手に対して大きなラブコールを送るのはまさに“異例”といえます。さすがの大谷選手も“こんな経験ないです”と、タジタジの様子でしたね(笑)」(スポーツ誌ライター、以下同)

大谷翔平 産経ビジュアルより

一転して突然の降板

 そんな絶好調ぶりから一転、8月にはケガによる突然の降板で世界中がざわついた。

大谷翔平 共同通信イメージリンクより

「10試合連続の欠場となり、ファンやメディアから“大谷選手の現状はどうなってるんだ”“万全でないのなら早く休ませてあげてほしい”という声があがりましたが、球団は“最終的な出場可否については彼に任せている”とあくまで本人に任せるというスタンス。

 それでも9月16日に“負傷者リスト”入りが正式に発表され、ファンは完全に大谷ロス状態になりました。

 ただ、そのような中でも大谷選手は、“リハビリ頑張ります。また来年お会いしましょう!”という頼もしい言葉をSNSを通して日本語でも投稿しており、それに対して、ファンからは“来シーズン待ってます!”“お疲れ様でした”とねぎらいの言葉があふれました」

 今は“移籍か残留か”の行く末も注目されている大谷。私たちはヒーローが無事に帰還するのをただ待つのみ――。

大谷翔平 共同通信イメージリンクより

 

大谷翔平 共同通信イメージリンクより

 

大谷翔平 共同通信イメージリンクより

 

大谷翔平 産経ビジュアルより

 

大谷翔平 共同通信イメージリンクより

 

大谷翔平 共同通信イメージリンクより

 

大谷翔平 共同通信イメージリンクより