中学時代を過ごした鹿児島に単身赴任してきたハウスメーカーの営業マン・舜(重岡大毅)は、中学時代の初恋の相手・花(新木優子)と17年ぶりに再会する。
当時を振り返り、ときめくふたりの前に、同級生で舜をライバル視する直哉(田中樹)が登場し、さらに舜の妻・ゆり子(高梨臨)が入り込んできて……。30代の男女が禁断の四角関係に堕ちていく“単身赴任ラブサスペンス”ドラマ『単身花日』。
共演中の重岡大毅とは「あまりにもタイプが違いすぎる」
地元のハウスメーカーの営業マンで、舜の公私におけるライバルとなる直哉をSixTO
NESの田中樹が演じている。
「そんなに器用な人間ではないですし、以前、演じさせていただいたマラソンランナーのような身体的な特徴がある役柄でもないので、特別な役作りはせずにクランクインしました。現場で監督と直哉の感情をどう表現をしたらいいか話をしながら撮影をしています」
田中と舜を演じるWEST.の重岡大毅は、ゲーム好きが集まるYouTubeチャンネル『放課後 GAMING LIFE』のメンバー。共演しての感想を「まったく印象が変わらない。そのままの人(笑)」と語る。作品ではライバル視している重岡に勝っていると思うことがあるか聞くと、
「なんだろう。重岡くんは、無邪気で、まっすぐな感じがする人だけど、僕はそういうタイプではないですね。あまりにもタイプが違いすぎて、同じトーナメントに出場することがないと思うんです(笑)。
“私には重岡くんは少し違うかな……”と思う方は、僕にハマる可能性がある。もちろん、逆もあるとは思います。僕と重岡くんが勝負できる土俵を見つけるのが難しいなあ。今回のドラマでも、舜は不器用で人間味があるけれど、僕が演じる直哉は割と計算高い。まったく逆のキャラクターを演じています」
田中が演じるモテ男・直哉との共通点を聞くと意外な答えが。
「モテるとはいっても、直哉はかなり誇張されたキザなナルシシスト。セリフとか、立ち振る舞いにテレてしまうことが、かなりあります。まわりの方がナチュラルに演じている中で、漫画っぽいキャラなんですよね。“日常にいそうでいない奴”っていう感じ。だから、きちんと演じられているのか不安で」
動画配信プラットフォーム『TELASA』では、直哉が主役のスピンオフドラマ『単身花盛り 花の男――片山直哉』が独占配信されている。
「カッコつけている姿が笑えるみたいな感じで、直哉の言動をギャグぐらいに思って見ていただけたらいいのかなと(笑)。女性と社交ダンスやチークダンスを踊ったりする、ちょっとベタでクサい感じなんです。
スピンオフを撮っているときはスタッフの方々と“バカだな、俺ら。何やってんだろ”と話しながら撮っていて。プロデューサーさんからも“めちゃくちゃ面白かった”という感想をいただきました(笑)」
『単身花日』の放送は、田中がレギュラーパーソナリティーを務めるグループの冠ラジオ『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(毎週土曜夜11時30分~)が始まる直前。
「生放送のラジオがあるので、リアルタイムに家でドラマを見ることができないんです。メンバーもそれぞれ個人の仕事をしているので、見てくれるかわからないですね。ただ、ドラマ放送が終わるとすぐに僕らのラジオが始まるので、ラジオの中でドラマ撮影の裏話を話したり、メンバーからの感想を聞けたらいいなとは思っています」
“花”がキーワードとなっている作品。最近、花束をもらったり、プレゼントしたことがあるかを聞くと、
「仕事の現場で頂くことはありますね。あと、僕がよく洋服を購入しているアパレルブランドさんからドライフラワーを頂いたかな。プレゼントしたのは、数年前の母の日。何年前だったかも記憶が定かではないですけど、そのくらい花束をプレゼントしたことってないです」
花束を持つシーンが多い“花の男”直哉から、キュンキュンをプレゼントしてもらえるのだろうか?
「キュンキュンはないかもしれない(苦笑)。でも、“単身赴任ラブサスペンス”なので、ドキドキ、ハラハラみたいな感情は抱いていただけると思います。怒濤の展開で、1話と2話、2話と3話でどんどん作品の表情が変わっていく。結末は、予想できないんじゃないかな。中だるみなく、飽きずに見ていただけると思います」
SixTONESメンバーの作品はチェックする?
ダイジェストとか予告は見ますけど、全編というのは、ほぼできていないです。(メンバーの森本慎太郎が出演していた)『だが、情熱はある』は、漫才シーンの動画をYouTubeの(日テレドラマ)公式チャンネルで公開されていて。それは、しっかりチェックしていました(笑)。
オシドラサタデー『単身花日』(テレビ朝日系、毎週土曜夜11時〜)