4年前に男児を出産し、産後の暴飲暴食を機に激太りしたものの、今年の1月に30キロの減量に成功したとテレビ番組で報告した華原朋美(49)。SNSではファンから「以前の朋ちゃんが戻ってきた!」と称賛の声が多く寄せられた。
ダイエット成功のきっかけは、2年前の10月に開始したトレーニングジム「ウェイトレス」とのタイアップ企画だ。トレーナーから運動や食事の指導をマンツーマンで受けるパーソナルトレーニングで、まずは11キロ減量。
華原朋美のダイエットとリバウンドから見るパーソナルジムの危険
半年の企画が終了したあとも継続してジムに通い、さらに体重を落とした。インスタでは、マシンを使ってトレーニングに励む姿を公開し「パーソナルトレーニングは歌手である以上、私にとって一生必要なことだと思いました」とコメント、意気込みを見せた。
ところが、1、2か月ほど前から、少し太って見える全身ショットがインスタに投稿されるように。
朋ちゃんのトレーニング熱も、ついに冷めたか? 女性専門パーソナルトレーナーの石本哲郎さんは、厳しいパーソナルトレーニングはリバウンドの可能性が高いと話す。
「パーソナルジムでは、筋トレ、有酸素運動、食事制限などを組み合わせたダイエット指導を行います。すべてを同時に始めれば、確かに短時間で効果は表れますが、ダイエット前とは違った生活になるので、ストレスがたくさんかかるんです。
個人差もありますが、中には生理不順などの体調不良を招いてしまう人も少なくありません。なので、ひとたびパーソナルトレーニングをやめてしまうと、自分で管理できなくなり一気にリバウンドしてしまう人が多いんです」(石本さん、以下同)
元の生活に戻れば、ジムでの努力は当然、水の泡。
「ダイエットで見落としがちなのは、人の基礎代謝は、身体の体表面積に比例するということ。つまり、一気に体重が落ちれば必ず代謝も落ち、前よりやせにくい身体になります。特にパーソナルトレーニングではトレーナーの指導が終わったあとでも続けられる運動なり食生活なり、減量後の新しい習慣を取り入れないとリバウンドしやすくなるのです」
朋ちゃんは今年、自身が社長を務める個人事務所を設立。歌手としても、ダイエッターとしても踏ん張りどころなのだ。一気にやせることができても、値段も高額でその後の体形維持が難しいパーソナルトレーニング。ぴったりな体形維持法が朋ちゃんに見つかればよいが……。
取材・文/後藤友美(ファイバーネット)