松本潤

 松本潤が主演を務めるNHK大河ドラマ『どうする家康』。10月29日に放送された第41回の平均世帯視聴率は、10.1%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 物語はいよいよ佳境へと突入しているが、22日に放送された第40回までの平均視聴率は11.1%となっており、このままでは2019年の『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の8.2%に次ぐ“大河ワースト2位”を記録することがほぼ確実となっている。

 不振の背景には、松本が所属する『SMILE-UP.』こと旧ジャニーズ事務所における性加害問題の影響もあると見られている。加えて、10月12日発売の『週刊文春』では、撮影現場での松本の“横暴な振る舞い”が報じられた。同誌によると、松本は自分本位で台本を“改悪”したり、助監督に「殺すぞ!」と暴言を吐いたりしたこともあったという。

小栗旬に直々オファー

「記事の内容についてNHKは《ご指摘のような事実はありません》としており、松本さん側も《事実とは異なる》と否定。ファンからは彼を擁護する声が寄せられていますが、一方で《現場の雰囲気が良くてドラマがおもしろければ、こんな悪口は出てこない》《こういうのは、ジャニーズ事務所が強ければ当たり前に行われてたんでしょう》といった見解を示す人たちも少なからずいます」(芸能ライター)

 思わぬ形で注目を浴びてしまった『どうする家康』だが、ここに来て起死回生を図る一手の情報が伝えられた。

「10月30日、『女性自身』が『どうする家康』の最終回に小栗旬さんがサプライズ出演する見込みだと報じました。記事によれば、主演の松本さんから直々にオファーしたとのこと。2人といえば、2005年に放送されたTBS系の大ヒットドラマ『花より男子』での共演でも有名。昨年、小栗さんが主演を務めた大河『鎌倉殿の13人』では、最終話に松本さんがサプライズ出演して“バトンタッチ”をしていましたが、今回は逆の形となるようです」(同・芸能ライター)

「プロデューサー気取り」

 小栗が出演するとなれば話題性は抜群。しかし、ネットユーザーからはこんな意見も。

「『文春』の報道では、Snow Man・宮舘涼太さんの『どうする家康』への起用に松本さんが難色を示し、結果として出演が見送られたという話も取り上げられていました。これについて、NHKは《ご指摘のような事実はありません》と否定し、ジャニーズ側も《最終的な脚本、演出の方向性のすべての決定は制作統括にお任せしております》とコメントしましたが、そんな中、松本さんによる小栗さんへのオファーが伝えられたことで、やはり松本さんが“現場の実権を握っているのでは”といった見方がされています。パワハラ疑惑への批判が再噴出すると同時に、文春報道の信ぴょう性も高まっているようです」(ワイドショースタッフ)

誰もが知る徳川家康を演じることに、初めは不安もあったという松本潤(NHK公式サイトより)

 松本による小栗の起用について、X(旧ツイッター)では、

《松潤、完全にプロデューサー気取りだな》

《キャストも自由自在、やりたい放題ですか》

《やっぱりキャスト権握ってるんじゃん。文春で否定してたはずなのにね?》

《結局NHKは言いなり状態》

 など、辛辣な声が寄せられている。

 視聴率の低迷だけでなく、さまざまな方向からネガティブなイメージがついてしまっている『どうする家康』。迎える結末は、果たして――。

2次会会場を後にする松本(左)と小栗(右)

 

2次会会場を後にする松本(左)と小栗(右)

 

2007年、日本テレビ系ドラマ『バンビ〜ノ!』打ち上げに参加した松本潤

 

松本潤

 

サインをする松本潤('18年)