「ドラマが始まった当初、原作の漫画家・よしながふみ先生は“あの2人しか考えられない。キャラそのもの”とキャストについて熱く語っていましたね」(漫画ライター)
'19年に始まったドラマ『何食べ』こと『きのう何食べた?』シリーズ(テレビ東京系)が、原作者も太鼓判を押す“神キャスティング”であることは有名な話だ。
原作との「ビジュアルの違い」
弁護士・シロさん役の西島秀俊、その同棲彼氏である美容師・ケンジ役の内野聖陽のダブル主演は10月スタートのseason2でも継続。料理上手なシロさんと明るく人当たりのいいケンジのほっこりした日常が毎回、《録画して5回見た》《2人のやりとりが最高すぎる》などと多くの支持を得ている。
だが、一部の熱烈な原作ファンからは《原作のほっそりした2人とかけ離れたマッチョカップル》《ケンジがガッチリしすぎていて見ていられない》といった“実写と原作漫画とのビジュアルの違い”を訴える声もあり……。
確かに実写版とコラボした『週刊モーニング』44号の表紙でよしなが氏が描いた“ドラマキャストに寄せたケンジ”も、原作ケンジより、ややガッチリふくよかなような……。season2初回では“自分史上、最大体重を気にするケンジ”の描写もあったが、ケンジ役の内野ボディに大きな変化はあったのか。
「ウエストがもう少し絞れているとキレイです。内野さんの実年齢(55歳)相応の腰まわり。脂肪がのって寸胴に見えるのが残念です。原作キャラが、ひょろっとした痩せ形に見えるので、そこに違和感を感じるのかもしれません」
と、語ってくれたのは雑誌『フィットネスワールド』編集長の神誠さん。では、幾多のボディコンテストを取材してきた神さんから見て、美ボディで名高い西島“シロさん”の体形はどうなの?
「完璧! パーフェクトボディといっていい。あの肉体を維持しようと思ったら相当大変です。食事にもかなり気を使っていると思いますよ」
体型維持の方法は?
作中ではクレープなどのスイーツや、食事シーンではチーズナンなど高カロリーな炭水化物をとるシーンも。
「実際の西島さんは高タンパク低脂質な食事と、かなりの頻度のトレーニングでストイックに鍛えておられると思います。ジムに行かない自重トレーニングでギリギリ維持できるくらいの肉体ですね」
原作漫画でシロさんは水泳で体形を維持している。
「ウエストやヒップの締まり具合といい、西島さんも水泳をやられているかも。特定部位に偏らないバランスのとれた筋肉が美しいです」
シロウト目には西島シロさんも、やや“なで肩のマッチョ”に見えるが……。
「例えばダウンタウンの松本人志さんは胸筋ばかりが目立ちます。育ちやすい胸のトレーニングはみんな好きなので、肩や腕が疎かになる。鍛える人はどうしてもなで肩に見えがちなんですね。また俳優の岡田准一さんなどは、身長に対して筋肉量が多すぎる。最近のコンテストでは身長に対する筋肉量のバランスがとても重要視されています。西島さんは178センチという高身長であの筋肉。芸能界でもトップクラスの美ボディだと思いますよ」
専門家も絶賛のシロさんボディ。ぜひドラマでも水泳シーンを拝みたいものだ。