ぶりっこ局アナから一転、その「ぶりっこ」を「ビジネスあざとい」に転換させ、今や女性からの人気も抜群のフリーアナウンサーの田中みな実(36)。
テレビ朝日系『あざとくて何が悪いの?』MCを卒業後は女優業にもさらに力を入れ、プライベートでは資産70億円カリスマ投資家と極秘デートをするなど、公私ともにいっそう華やかな様子の田中だが、彼女が一番話題になるポイントはその「美への追求」。最近でも背中のできものを病院で切除したことを告白するなど、見えない部分のメンテナンスにもぬかりない。
その姿勢からストイックとも言われるほどの田中の美容法は、「水を毎日3L飲む」「朝はフルーツで酵素を摂取」「ビタミンを4時間ごとに摂る」「カッサで顔の筋トレ」「夏でも冷え対策」「美乳維持のためのバストケア」など、公開されているだけでもかなりのものだが、週刊女性PRIMEの名(迷?)物連載の『整形ポリス』では公開されていない彼女の美の秘訣を知りたいもの。
もはや美といえば“田中みな実“ そんな存在になりつつある彼女の「美」のポイントはどこか? また、もしかして“お直し”をしているのか?
美容整形外科『高須クリニック』の平野正之医師に美のポイントやアンチエイジングの秘策を伺いました。
田中みな実の“美”を解明! 整形の主流は「ナチュラル志向」
回答者:美容整形外科『銀座高須クリニック』平野正之医師
――もうアラフォー世代でありながらみずみずしい美しさが魅力の田中みな実さんですが、クリニックでも彼女に憧れる患者さんは多くいらっしゃいますか?
平野医師(以下、平野)「そうですね、田中さん自身というか、現在の美容整形では、過剰に高い鼻や深く幅の広い二重など、いわゆる“いかにも”顔は人気がなくなり、直しているかわからないようなナチュラルな雰囲気が主流になって来ています。
そういう意味で田中さんのお顔は、ナチュラルに美しい。なので彼女のような雰囲気の仕上がりを求める方は多いと思います」
――メイクもですが、美容整形もナチュラル志向なんですね。ところで、そんな田中さんの美のポイントは一体どの部分なのでしょうか?
平野「彼女の目は幅の狭い二重だし、鼻も小ぶりでくちびるもそんなにボリューム感がない。つまりお顔のパーツ自体はそこまで目立つものではなく、いわゆる『手が届きそうな美人顔』なんです。
だから目や鼻を整形して彼女に近付ける、というよりは肌とフェイスラインがポイントですね!」
――意外な回答ですが、具体的にはどのようなものでしょうか?
平野「まず肌の透明感が圧倒的です。正直、局アナデビュー時よりも36歳の今の方が肌のツヤもキメも段違い。透明感も素晴らしい!」
――まさかの年齢に逆らう美肌! 彼女が推してるカッサのマッサージの効果ですかね。
平野「いえ、逆に医師としておすすめできません。顔の筋トレや強いマッサージってシワを作ってしまうので。こするような刺激はたるみや肝斑の原因になりますし、逆に無表情でいることこそシワ対策にはいいくらいです」
――それは知りませんでした! 回答によっては帰り道に買う気合いだったので助かりました。ではお水やフルーツなど他の美容法は?
平野「お水をたくさん飲むことは、身体や肌にいいので◎、フルーツは糖質が気になるので適度にかな、ビタミンはなんとも言えませんが、イオン導入で肌に直接ケアするのは効果が見込めます。冷え対策もいいですね。
あとバストケア、例えば保湿ケアやブラジャーをすることは確かに加齢バストに効果があります。
バスト周りになりますが、クリニック的にはデコルテ部にフラクセルやイタリアンリフトファインなどの施術をするのもおすすめです」
美容整形外科医が教える「肌のみな実化メニュー」
――彼女の美容法はだいたい効果が見込めるということはわかりました。しかし、あの肌の透明感はどう作るのでしょうか? 是非とも真似したいので、平野先生が考える「肌のみな実化メニュー」を教えてください!
平野「では平野スペシャルを伝授しましょう。まず水流で毛穴の汚れを洗浄するハイドラフェイシャル、そして肌の古い角質を落とすケミカルピーリング、そして肌のキメを整え、くすみを取ってくれるピコトーニングやM22などのIPLレーザー、そして肌の真皮層まで効果のあるフラクセルレーザー。このメニューを月に一回を目安に半年行えば、“みな実”肌に脱皮できると思います!」
――半年で“みな実”肌に!? さっそく今月からそのメニュー、やりたいと思います! どれもダウンタイムも痛みも少ないメニューですよね。
平野「ええ。エステ感覚というか、メスなど外科的治療をすることもない、休みがとりにくい方にもおすすめの美肌メニューです。お忙しい田中さんのような芸能人の方にも向いてますね」
――フル手術ではない、比較的値段も手ごろで痛みも少ないとあれば継続しやすいので、なんだかやる気になってきました。
平野「痛みといえば、もしかするとですが、田中さんはある時期からホクロが減り、より肌が白く見えるようになった印象があります。このホクロ取りをやる場合は少し痛みや赤みが出るので、希望される場合は最初に行ったほうがいいと思います」
――確かにホクロがいくつか消えてますね。他に変わった点はありますか?
平野「先ほどあげた『フェイスライン』ですね。肌のところでシミやくすみもないと言いましたが、アラサー以降どんな女性でもできやすいほうれい線やゴルゴ線などのシワや、加齢による肌のくぼみも見当たりません。
フリーになったことで少しスケジュールに余裕ができ、ストレスが減ったからでしょうか?」
――言われて初めて意識しましたが、改めて見ると確かに輪郭が丸く整い、ほうれい線なども薄くなっていますね。田中さんはこまめなケアの勝利かと思いますが、もしクリニックで彼女のような輪郭になりたい場合はどのようなメニューがあるのでしょうか?
平野「こめかみや頬のくぼみやシワはヒアルロン酸を注入するのがおすすめです。それと、田中さんの輪郭のポイントである丸いおでこもヒアルロン酸ですね。
効果もすぐに実感でき、ダウンタイムも少ない、クリニックでも定番人気のメニューでメンテナンス的に定期的に通われている芸能関係の方も多いですよ」
――ヒアルロン酸の万能感、すごい! では、日常生活でできる美肌ケアがありましたら教えてください。
平野「基本的なことですが、日焼け対策をしっかりすることと、十分な睡眠。そして肌のバランスのよい食事にストレスのない生活。普通のことですが、肌にも身体にもとても大事なことです。特に日焼けはシワ・シミ・たるみと三大加齢肌を生んでしまうのでぜひしっかり行って欲しいです」
――日常生活での対策もしっかり頑張ります。何より、みな実肌を作れるクリニックメニューが意外にコスパよく、ダウンタイムも心配ないことに非常に励まされました! 私もアンチエイジング策としてこまめにクリニックに相談に行きたいと思います。
今回お話を伺ったのは…
平野正之先生:
秋田大学医学部卒業、小田原市立病院勤務、各地で形成外科医として勤務。その後、美容外科クリニック入職を経て、令和3年より銀座高須クリニック勤務(instagram)。専門的知識が豊富で丁寧な説明と培われた技術で患者からの信頼も厚い。形成外科専門医、日本美容外科学会会員、日本熱傷学会会員