【親族の意思とは別に、メンバーのことが一部、報道が出てしまったようです。親族の方々と順を追って、これまでのこと、これからのこと、を話し合っているところです。少し時間をください。自分の気持ちは、それを終えたのちに話します。】
11月8日、人気ロックバンド『X JAPAN』のYOSIHIKIが自身のX(旧ツイッター)を更新。55歳の若さで急逝したメンバー・HEATHさんの“先出し”報道に対して苦言を呈した格好だ。
一報を出したのは、11月7日に記事を配信した『NEWSポストセブン』。詳細が記された翌8日発売の『女性セブン』によると、HEATHさんが診療を受けてがんが発見されたのは秋のことで、すでに進行していて数か所への転移が見られたという。そして闘病生活もままらない内に、メンバーに知らせる余裕もなく10月下旬に亡くなったとのこと。
YOSHIKIいわく、HEATHさんの訃報を含めた一連の出来事が【親族の意思とは別に】、故人の家族の意思に反して報じられたというわけだ。
確かに公式発表は今なおされておらず、HEATHさんのHPは8月19日に更新された【YOSHIKIディナーショー、20日の最終公演にHEATHがゲスト出演いたします。】とのお知らせで止まっている。
「身内に不幸があり」をSNS投稿
「記事ではYOSHIKIとHEATHさんの最後の対面、またToshIの様子も書かれていることから内々からこぼれ出た話であるのは明らか。とはいえ、突然の出来事に気持ちの整理がつかない遺族から、“報道はもう少し待ってください”との申し出がなされていたのだとしたら、いささか配慮を欠いた感は否めません。
ただ当事者である家族が言うならともかく、YOSHIKIが【報道が出てしまった】と嘆くのはおかしい。ならば、“あの投稿”はなんだったのか、と」
ベテラン芸能リポーターが首を傾げるのは、『NEWSポストセブン』の速報から4日前の11月3日に更新されたYOSHIKIのインスタグラム。その投稿内容というのが、【身内に不幸があり、自分の判断で急遽日本に戻ってきました】とのコメントと、添えられた1枚の画像だった。
おそらくは帰国後に宿泊したホテルのバスルームだろうか、鏡越しに映し出されたのはスマートフォンを掲げた喪服姿のYOSHIKI。バッチリメイクが施され、片手をポケットに突っ込んでポーズを取っているようにも見える。
「おそらくHEATHさんとの対面前後なのでしょうが、まるで“喪服姿のオレ”をアピールするようなSNS投稿に“不謹慎”などの批判も巻き起こり、ネット上で物議を醸しているんです。でも、行為自体は各々の倫理観の問題であり、とやかく言われる筋はないかもしれません。問題は、この時に起きていた出来事を、自らの意味深投稿によって“公式発表”していたということ」(前出・芸能リポーター、以下同)
匂わせ投稿したのは、あなたでしょ?
この匂わせ行為と冒頭のマスコミ批判を受けて、ネット上でも違和感を覚えるユーザーは少なくない。
《YOSHIKIの喪服の自撮り自体は、その時は何も思わなかったんだけど、亡くなったのがHEATHで、意味深投稿して、親族の意思とは別に…ってコメント読んで、流石にオイオイオイ…って思った》
《親族の意思とは別にってさ匂わせ投稿したのは、あなたでしょ?と。思うわけよ》
一方で、匂わせはせめてものファンへの気遣いだったという声も。
《YOSHIKIはよく、沈黙守ってきたなと胸が痛くなる。ファンにお知らせしなきゃって思ってたと思うし。それで、あの匂わせ写メだったのかもしれない》
「そもそも仕事をキャンセルしてまで帰国する出来事で、しかも《身内に不幸があり》と匂わされたら、YOSHIKIの周辺で“何か起きたな”と取材班が動くのは当然のこと。事前に情報をつかんでいたであろう『セブン』が記事を止めたとしても、遅かれ早かれ別媒体がHEATHさんにたどり着いたことでしょう。
彼がどんな意図をもって喪服姿で自撮りしたのかはわかりませんが、それこそ親族にしてみれば“意思とは別に”匂わせ投稿された、と思われかねませんよ」
匂わせ投稿した気持ちも、のちに話すのだろうか。