《不愉快です》
《全然笑えない》
ネットで賛否の声が上がっているのは、11月10日放送の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)。
司会の有田哲平らが出演するゲストにムチャブリをするバラエティ番組で、同放送のゲストはフワちゃんだった。
「マネージャーから“共演NGがない”と宣言されたフワちゃんに次々と“クセ強め”のタレントたちが現れ、ラジオのパーソナリティに扮したフワちゃんが四苦八苦しながらなんとか話を盛り上げていくという内容でした」(スポーツ紙記者)
「許してもらってるかな」
その最後の“クセ強め”のゲストが、木下優樹菜だったのだ。地上波テレビには4年ぶりの出演となった木下は、プライベートでフワちゃんと会って一緒に写真を撮ったことがあるというエピソードを話しつつ、
「(写真を)SNSに載せたかったんだけど、なんか迷惑かけちゃうかなと思って。すごい、やっぱり(私は)叩かれてたので、一緒に載せちゃってりすると……」(木下)
「許してもらってるかな」(木下)
「フジテレビに来たの4年ぶりで」(木下)
などと発言。
「木下さんは“タピオカ店恫喝騒動”を起こして世間から大きなバッシングを受け、その後、芸能界を引退しています。
同番組内で、木下さんはフワちゃんとやりとりの中に、炎上した過去をコメントにプンプン匂わせていたと思いますね」(前出・スポーツ紙記者)
フワちゃんにYouTubeコラボを持ちかけた木下は、「おめえのこと許してねぇよ、まだって(言われる)」と終始、自虐コメントを繰り返した。
爆笑の中、同番組は終わったのだが、木下の出演とこの番組内容に対して、ネットでは冒頭のような手厳しいコメントが多く上がった。
ほとぼりが冷めたと思ってるのは本人だけ
《許してるとか許してないとか言う問題じゃない。視聴者は見ることが不愉快なのかどうか。この人がテレビに簡単に出ることがどうなのか》
《引退した方が普通に芸能活動する意味がわかんない・・・脱力タイムズ好きだったのに、見る気が失せました》
《洒落のつもりかもしれないけど、洒落になってない。TKO木下と木下優樹菜とではやってる事の重大さが全然違う》
《芸能界はセカンドチャンスを勘違いしている》
《ほとぼりが冷めたと思ってるのは本人だけだと思う》
さらには、
《フジテレビもよくやるなあ。オファーしなきゃ出演もできないわけで。攻めたプロデューサーだと思うよ》
《こういう終わったコンテンツでくだらないことをするから、テレビって終わったんだろうなと思う》
などと、番組を放送したフジテレビへの批判もあがっていた。
とあるテレビ誌ライターは、ニヤけながらこう話す。
「またやらかした感ありますね(笑)。フジテレビは、別のバラエティ番組でも炎上したばかりですから」
“別のバラエティ番組”というのは、11月4日に放送された『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP』のこと。
やっぱり、楽しくなければフジテレビじゃない
「フジテレビの杉原千尋アナが番組の恒例企画『秒で体重測定 発表or あぁ~しらき』というドッキリのターゲットに。知らない間に体重を測定された杉原アナが、体重を発表するか、女性芸人“あぁ~しらき”のモノマネをするかの二択を迫るというものでした」(テレビ誌ライター、以下同)
“あぁ~しらき”とは、肌色の全身タイツの上から“女”と書かれた貝殻ビキニと“男”と書かれたふんどしを着用した女性芸人のこと。
「杉原アナは番組スタッフから“体重発表か、コスプレか、全部ナシにしてお蔵入りになるかの3択です”と迫られて結局、貝殻ビキニのコスプレを選ぶという内容。この笑いに対して、ネットでは“昭和すぎる”“さすがに笑えない”などと賛否を巻き起こしました」
今年9月、フジテレビは秋の番組改編発表の際、同局の編成制作局編成部長・中嶋優一氏がこんなスローガンを掲げていた。
『やっぱり、楽しくなければフジテレビじゃない』
テレビ離れが叫ばれて久しいが、フジテレビを“一番面白いテレビ局にしたい”という思いで番組作りをするという意気込みなのだが……。
前出のテレビ誌ライターは苦笑いしながら、
「数多くの伝説的バラエティー番組を作ってきたフジテレビですからね、攻めているといえば攻めている(笑)。炎上覚悟でやっているのでしょうが、ネットの声を一番気にするのは番組のスポンサー。番組制作に影響がなければ良いのですが……」
フジテレビの挑戦は続く−−。