《斉藤由貴 6年不倫で警察出動》
なんとも衝撃的なタイトルだ。見出しにはさらに《狂乱動画入手》とあり、斉藤がうずくまって嗚咽しているように見える写真が掲載されている。
『週刊文春』(11月9日号)が報じたこの一件。斉藤は同誌が17年にW不倫疑惑を報じた50代医師X氏とまだ関係が続いていたようなのだ。そして、10月下旬のある日、斉藤はX氏のクリニックの玄関で「入れて!閉めないで!」と叫んで泣き崩れる姿が目撃され写真に収められている。いったい何が起きたのか。
6年前、同誌の報道がきっかけで出演予定だったNHK大河ドラマ『西郷どん』やレギュラーのラジオ番組を降板、CMも打ち切りになるなど多少なりともダメージを受けた斉藤だったが、間もなくして何事もなかったように活動を再開し、ドラマやCMでの活躍が続いていた。
なのに、ここでまた“不倫騒動”が勃発、しかも『狂乱動画』まで流出してしまったら、また6年前のように仕事に影響が出てくるのではないか。そんな懸念を抱いた人は多い。
出演ドラマへの影響は…
彼女は今期のドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)に出演中だが、『文春』の記事の中に同ドラマ関係者の話として、《~だがここに来てX氏との報道が再び出ると聞き、現場は戦々恐々としている。斉藤さんの出演部分はカットとなる可能性があります》とあった。
しかし、そんな心配は杞憂だったようだ。
「そもそも斉藤さんの出演部分はカットしようにもできないところでして、カットなどしてしまったら、もはやドラマが成立しなくなってしまいます。もちろんですが現場では今回の報道が話題になることはありません。斉藤さんも特に今までと変わった様子はなく、普段どおり収録に参加しています」(ドラマ関係者)
その通りで、取り立てて大きな動きは何も見られなかったが、『文春』は翌週号でもトラブルを続報。斉藤とX氏は前週に伝えられた言葉を撤回するなどして、関係が続いていることを否定した。
続報ではそのほか、斎藤の不倫発覚時、夫が知人に「子どもが大きくなったら離婚します」と語っていたことなどが報じられているが、《警察出動》や《狂乱動画》といった言葉が並ぶ衝撃的な一件にも関わらずそれほど大きな騒動にならなかった理由はいくつかある。
トラブル現場の“謎”
まず、報道自体がどこかしっくりこないのだ。第一報では斉藤とX氏の関係がまだ続いていたとされていたが、それを決定づける具体的な証拠が示されていなかった。また、ほかにも解せないことが。
「前回の騒動後に不倫関係は解消されたと報じられていました。しかしX氏は元々斉藤のかかりつけのお医者さんでしたので、元の医者と患者の関係に戻ったと考えられないこともない。狂乱動画には驚かされましたが、本人たちにも取材しているにも関わらず、なぜあのような状況になったのか理由がいまいち明らかになっていません。
警察が出動したことに関しても同様で、マネージャーさんの話では斉藤さんが通報したようですが、記事を読んだ限りでは警察が出動するほどのことでもなさそうですし、X氏が通報するならわかりますが斉藤さんが通報したのも不可解。記事を読んでも、なんだか状況がよくわからないんです」(ワイドショースタッフ)
そのため、他のメディアが後追い報道することは難しいという。それはどうやら雑誌も同じようで、
「改めて経緯を詳細に取材しないと記事化できないですし、続報も出たことですからふたりとももう何も語らないでしょう。ここから何か新しい事実が出てくる可能性は低いです」(女性誌記者)
さらに、前出のワイドショースタッフはこう語る。
「前回の不倫騒動の時にも言われていましたが、斉藤さんの不倫に関しては、“またか”という感じで、もう誰も驚きませんし、斉藤さんは“そんな人”というのが業界の常識となりました。男性でいうなら火野正平さんみたいな人で“恋多き女性”と定義されています」
CMなどには多少影響が出るかもしれないが、彼女が不倫騒動を起こしてもそれほど仕事に差し支えが出ることはもはやないだろうという。
『恋多き女優』は昭和の大女優たちの“勲章”でもあったが、スキャンダルをものともしない斉藤由貴はそのレベルに達したといえるのではーー