羽生九段の私服。AMIPARISのセーター(羽生善治公式Xより)

 11月2日、ユーキャン新語・流行語大賞の2023年版ノミネートが発表され、藤井八冠の快挙に関連した“観る将”“藤井八冠”といった言葉が選ばれた。

 11日に“竜王”戦3連覇も果たすなど、多くのタイトルを勝ち取った藤井八冠が注目されたが、もうひとり、複数の冠を持つ人物といえば、羽生善治九段である。

'22年、羽生さんは規定の数だけタイトルを防衛すると獲得できる“永世七冠”を成し遂げました。また、今年6月に日本将棋連盟の新会長に就任し、さまざまな面から将棋界を支えています」(スポーツ誌ライター)

 2つの肩書を持つ羽生だが、さらには、“服好き”という一面も。ファンの間では、着用している洋服の“クセがかなり強い”と、ひそかに有名だ。

私服のクセがかなり強い

「羽生さんはXで頻繁にプライベートの写真を投稿していますが、たびたび話題になるのが、その独特なファッション。クセのあるシャツを着たりと、洋服にもこだわりがあるようです。特にお気に入りなのは、“MORIKAGE SHIRTS KYOTO”というシャツ専門のブランド。

 '97年から始まった“シャツの可能性を追求する”というコンセプトのブランドで、シャツ1枚で2万円ほど。ほかにも、中村佑介さんというイラストレーターがアパレルブランドとコラボした洋服もよく着ていますね。羽生さんの服は、真面目な人柄と似つかわしくないエッジの効いたアイテムが多いです」(エンタメ誌ライター、以下同)

 水玉柄やギンガムチェック、河童の顔がプリントされたTシャツなど、かわいらしい洋服がお好みの羽生九段。そんなファッション投稿に対してファンからは

《ハードルの高い服を着こなしているのもさすがです》

《羽生さん、おしゃれ》

 と、称賛の声が集まった。最近では自分でデザインしたパーカーも着用しているというが……。

「'21年ごろから、将棋連盟が、老朽化などの理由によって、将棋会館を建て替えるための費用を集めるためのクラウドファンディングを行っているんです。目標額は6億円ということもあり、クラウドファンディングの返礼品にも試行錯誤。

 クラウドファンディングの第5期では、羽生九段が原画を描いたオリジナルキャラ“じんちくむがい”と、藤井八冠の“パイナップル星人”を画家のヒグチユウコさんが仕上げたイラストがプリントされたパーカーを返礼品にしたところ、1億6000万円もの寄付が集まったそうです

《個性的すぎて、着られはしないかも……》

 と、困惑するファンもいるが、大好きなファッションで将棋界を盛り上げる羽生九段。経済面での読みも鋭い!