「日本は素晴らしい!大好きです!」
11月20日、東京・六本木ヒルズアリーナで開催された映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のイベント。12月8日の映画公開に合わせてキャスト陣や監督が来日し、主演のティモシー・シャラメも姿を見せた。
「この作品は、2005年に日本で公開された『チャーリーとチョコレート工場』の主人公であるウィリー・ウォンカが、いかにして世界一のチョコレート工場を作ったのかを描いたもの。前作が日本で50億円以上の興行収入を叩き出すほど人気だったこともありますが、“あの”ティモシーが主演ということが注目度をさらに高めています」(映画ライター、以下同)
“ディカプリオの再来”
1995年、アメリカニューヨーク州生まれの27歳。2017年の映画『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、主演映画『DUNE砂の惑星』は全世界興行収入が4億ドルを超えるヒットを記録するなど、最旬のハリウッド俳優だ。
「演技力もさることながら、“ディカプリオの再来”と呼ばれるほどの端正な顔立ちと演技でのアンニュイな表情が世界的に人気なんです。インスタグラムのフォロワー数は1800万人を超えています」
日本でも映画好きの間では高い人気を誇るティモシー。18日に羽田空港に降り立った際には、約200人のファンが詰めかけたといわれている。
「10代のときにプライベートで日本を訪れたことはあったそうですが、仕事で来日するのは初めて。ファンは“生のティモシーが見られる”と湧いていましたが、実は来日の直前に水を差す出来事がありまして……」(海外セレブウォッチャー、以下同)
“H・A・M・A・S”
11月12日、ティモシーが出演した米バラエティー番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』内のコント動画『-Jumper-』がYouTubeで配信された。その内容が物議を醸しているのだという。
「ティモシーは自殺願望を持つミュージシャンを演じていて、今にもビルから飛び降りそうなシーンから始まります。そこに、コメディトリオ『Please Don't Destroy』の男性メンバー3人がやってきて、自殺を思い留まらせようと説得する、というストーリーです。
その中で、ティモシーが3人に“自分の音楽をインスタでシェアして!バンド名はハマス、H・A・M・A・S”と叫び、3人が“そんな名前の曲はインスタに載せられないよ”と答え、笑いが起きていました」
『ハマス』は現在もイスラエルとの衝突が続く、パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織だ。
「紛争で多くの人々が犠牲になっている状況を、“ジョークのように扱った”と強く批判されているわけです。ティモシーのインスタは投稿するたびに、海外からは“子どもたちが殺されているのに何がおかしいの”“あなたは現実を理解していない”“失望した”などと、多くのコメントが寄せられています」
ティモシー本人からの釈明や謝罪等はいまだなく、『SNL』のコント動画も公開中のままだ。
「日本人のファンのなかにも今回の炎上を知って、“ちょっと距離を置きたい”“来日を素直に喜べない”“映画観れなくなった”と、SNSで落胆の声をあげています。コント動画は日本ではあまり知られていないので、映画への影響は少ないとは思いますが……」(前出・映画ライター)
日本人俳優とはケタ違いの炎上騒動。おわりはどこに……。